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恋人や夫婦の不和がメンタルヘルスに与える影響とその対処法

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恋人や夫婦の不和がメンタルヘルスに与える影響とその対処法

恋人や夫婦の不和がメンタルヘルスに与える影響とその対処法

2024/09/24

みなさん、こんにちは。

 

こころのケア心理カウンセリングROOMの心理カウンセラーの心理カウンセラー(公認心理師)の駒居です。

 

さて、恋愛や結婚は、私たちの人生において喜びや安らぎをもたらす大切な関係です。

 

しかし、恋人や夫婦の間で不和が生じると、その影響は心身の健康に大きく影響を及ぼすことがあります。

 

今回は、恋人や夫婦の不和がメンタルヘルスにどのような影響を与えるのか、そしてその対処法についてお伝えします。

 

恋人や夫婦の不和がメンタルヘルスに及ぼす具体的な影響

 

恋人や夫婦の関係がうまくいかない時、私たちの心は大きなストレスにさらされます。

 

研究によると、関係の不和は心理的な苦痛を引き起こし、場合によってはうつ(鬱)病や不安障害の発症リスクを高めることがあります。

 

特に、関係の不和が長期化した場合、その影響は顕著になります。

 

1. ストレスの増加

 

恋人や配偶者との不和は、強いストレスを引き起こします。

 

家庭が「安心できる場所」ではなくなると、日常生活でのストレスに加え、家庭内でもストレスを感じるため、心の負担が倍増します。

 

慢性的なストレスは、心身の健康を損なう一因となり、疲労感や焦燥感を伴うことは少なくありません。

 

2. 不安やうつ(鬱)病のリスク

 

臨床心理学の知見によると、恋愛や結婚の関係における不和は、不安感や抑うつ症状の増加と強く関連しています。

 

特に、コミュニケーションが不足したり、感情的なサポートが得られない場合、自己価値感が低下し、不安や無力感を感じやすくなります。

 

このような感情が長引くと、精神的な疾患に発展する可能性が高くなります。

 

例えば、ジョン・ゴットマンの研究では、カップル間のコミュニケーションの質が幸福感や心理的安定に大きく影響を与えることが明らかにされています。

 

特に、「4つの騎士」と呼ばれる批判、軽蔑、防御、拒絶の行動は、関係の悪化を予測する重要なサインであり、これらが続くとメンタルヘルスに深刻な影響を与えることが示されています。

 

3. 身体への影響

 

心の不調は、体にも影響を及ぼします。恋人や夫婦間の不和が続くと、体調不良や免疫力の低下、頭痛や消化器系の不調といった身体的な症状が現れることがあります。

 

これは、慢性的なストレスが原因で、自律神経系やホルモンバランスが乱れ、体内の調整機能が低下するためです。

 

また、心拍数や血圧の上昇など、循環器系への影響も見られることが多く、長期間にわたる関係の不和は、高血圧や心臓病のリスクを高めるとも言われています。

 

不和がメンタルヘルスに与える影響を軽減する方法

 

恋人や夫婦の不和がメンタルヘルスに及ぼす影響は大きいものの、適切な対処法を取ることで、その影響を軽減することが可能です。

 

以下に、不和がメンタルヘルスに与える悪影響を防ぐための具体的な方法を紹介します。

 

1. コミュニケーションを改善する

 

多くの問題は、適切なコミュニケーションによって解決されます。

 

お互いの感情や考えを率直に話し合い、理解し合うことが、関係の改善に向けた第一歩です。

 

心理カウンセリング、特に認知行動療法や対人関係療法では、こうしたコミュニケーションスキルを向上させるためのサポートを行うことが一般的です。

 

特に、感情を表現する際に「非暴力的コミュニケーション(NVC)」と呼ばれる手法を用いることで、相手を傷つけずに自分の気持ちを伝えることができます。

 

これにより、誤解や摩擦を減らし、関係の質を向上させることが可能です。

 

2. 一方のカウンセリングでも効果がある

 

臨床心理学の研究によれば、恋人や夫婦の不和に対しては、双方がカウンセリングを受けることが理想的ですが、片方がカウンセリングを受けるだけでも効果が期待できるとされています。

 

一方のパートナーが自分の感情や思考パターンを見つめ直し、変えることで、関係全体のダイナミクスが変化し、不和の原因を解消することが可能です。

 

例えば、認知行動療法(CBT)を通じて、自分の思考の歪みや感情の反応を認識し、それを修正することで、パートナーに対する反応も変わり、結果的に関係全体が改善されることがあります。

 

3. 社会的サポートを活用する

 

友人や家族との関係を大切にし、恋人や配偶者以外の社会的なサポートを得ることも重要です。

 

社会的なつながりがあると、ストレスを軽減し、心の健康を保つためのバッファー(緩衝材)として機能します。

 

特に、カップル間でのトラブルが解決に至らない場合、第三者の意見やアドバイスを受けることで、新しい視点を得ることができるかもしれません。

 

4. セルフケアを取り入れる

 

最後に、自己ケアの重要性も忘れてはいけません。

 

適度な運動やリラクゼーション法、趣味の時間を大切にすることで、ストレスを軽減し、心の健康を保つことができます。

 

特に、マインドフルネスや瞑想といった心を落ち着かせる手法は、カップルの不和が続く中でも自分自身を整えるために効果的です。

 

まとめ

 

恋人や夫婦の不和は、メンタルヘルスに多大な影響を与えることがあります。不和が長引くと、ストレス、不安、うつ(鬱)病といった精神的な問題に発展するリスクが高まります。

 

しかし、適切なコミュニケーションや心理カウンセリングを通じて、関係を改善し、心の健康を守ることは可能です。

 

また、片方だけのカウンセリングでも関係全体に良い影響を与えることがあるため、積極的にサポートを求めることが大切です。

 

恋愛や結婚において不和を感じている方は、早めに専門家の力を借りることをお勧めします。

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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