不安や落ち込みを軽くすることに加えて、つらい気持ちがあるときにも、自分に合った対処を選び、必要な生活を続けられる状態を目指します。
話を聴くだけで終わらせず、現在の困りごとを確かめながら、日常の中で実践できる方法を一緒に考えることを大切にしています。
うまく話せなくても、今困っていることから始めます
不安、悲しみ、怒り、孤独感、罪悪感などの感情は、できれば感じたくないものです。
そのため、考えないようにする、予定を詰め込む、相手に何度も確認する、外出や人づき合いを避けるなど、感情から離れるための行動が増えることがあります。
こうした行動は、一時的には気持ちを楽にしてくれます。しかし、避けることが続くと、行動できる範囲が狭くなり、以前よりも感情に強く振り回されることがあります。
当ルームでは、苦しい感情を我慢することや、無理に受け入れることを求めません。
まずは、その感情がどのような場面で生じ、どのような行動につながり、生活にどのような影響を与えているのかを丁寧に見ていきます。
目指すのは、「苦しい感情が二度と起こらない状態」だけではありません。
苦しい感情が軽減される事、そして苦しい感情があるときにも、自分を必要以上に責めず、そのときの自分にできる行動を選べる状態を目指します。
つらい考えや感情に、振り回されにくくなることを目指します
「不安を感じてはいけない」
「落ち込む自分は弱い」
「この考えを早く消さなければならない」
そう思うほど、かえって不安や苦しい考えに意識が向き、日常生活が狭くなってしまうことがあります。
カウンセリングでは、不安や落ち込みの軽減を目指すのは当然ですが、同時にそれらを完全になくすことだけに生活を支配されないことも大切にします。
つらい考えが浮かんだときにも、その考えだけで行動を決めるのではなく、「今の自分に何が必要か」「本当はどのような生活を送りたいか」を踏まえて選択できる状態を目指します。
苦しい気持ちを我慢することや、無理に受け入れることではありません。気持ちとの付き合い方を身につけ、できることを少しずつ取り戻していくための支援です。
専門的な支援が必要なときは、適切な方法を検討します
全ての問題をカウンセリングだけで解決できるわけではありません。
症状や治療状況によっては、精神科・心療内科などの医療機関での治療を優先した方がよい場合があります。また、ご相談内容によっては、他の専門機関の利用が適している場合もあります。
その場合には、カウンセリングの範囲を曖昧にしたまま対応するのではなく、必要な支援について率直にお伝えします。
医療機関に通院中の方については、治療を妨げないことを前提として、生活上の困りごとや心理的な対処を扱います。診断、投薬、薬の変更に関する判断は行いません。
また、そうした場合は受診の有無や医師との連携についてもご意向を最大限に尊重します。
