株式会社ユナイテッド

双極性障害の理解と治療:セルフケアと心理カウンセリングの重要性

お問い合わせはこちら

双極性障害の理解と治療:セルフケアと心理カウンセリングの重要性

双極性障害の理解と治療:セルフケアと心理カウンセリングの重要性

2024/10/09

みなさん、こんにちは。

神戸市および芦屋市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

双極性障害は、多くの人々が抱える心の病ですが、適切な理解と治療を受けることで、より良い生活を送ることができます。

 

今回は、双極性障害の概論、治療の重要性、セルフケア、そして心理カウンセリングの効果について詳しくお話しします。

 

双極性障害とは?

 

双極性障害は、気分の高揚(躁状態)と低下(うつ病)を繰り返す精神的な障害です。

 

この障害は、以下の二つの主なエピソードによって定義されます。

 

躁エピソード:

 

気分が異常に高揚し、過剰なエネルギー、自己過信、判断力の低下が見られます。

 

この期間中、仕事や人間関係に支障をきたすことが多いです。

 

特に、衝動的な行動が増えることがあり、これが後々の後悔やトラブルにつながることも少なくありません。

 

うつ病エピソード:

 

気分が沈み、興味や喜びを感じられなくなる状態です。

 

この期間中は、エネルギーが低下し、日常生活が困難になることが多いです。自分に対する評価が低下し、自己否定感が強まることもあります。

 

これらのエピソードは、個人によって異なる頻度や強度で現れ、早期に診断され、適切な治療を受けることが、生活の質を向上させる鍵となります。

 

双極性障害の発症原因

 

双極性障害の原因は、遺伝的要因、環境的要因、心理的要因が複雑に絡み合っています。

 

家族に双極性障害を持つ人がいる場合、そのリスクが高まることが知られています。

 

特に、ストレスが多い環境や生活の変化、トラウマなどは、発症の引き金となることがあります。

 

専門的な医療的ケアの必要性

 

双極性障害の治療には、専門的な医療的ケアが欠かせません。主に以下のような治療方法があります。

 

1. 薬物療法

 

双極性障害に対する薬物療法は、症状の管理において重要な役割を果たします。

 

気分安定薬や抗うつ薬、抗精神病薬などが使用され、躁エピソードやうつ病エピソードを抑制します。

 

これにより、症状の安定を図り、日常生活の質を向上させることができます。

 

2. 精神療法

 

精神療法は、双極性障害の治療においても重要な要素です。

 

認知行動療法(CBT)や家族療法などが利用され、症状を軽減させるための具体的な技法や戦略を学びます。

 

特に、ストレスの管理や日常生活の調整に役立つことが多いです。

 

セルフケアの重要性

 

双極性障害の治療には、専門的なケアとともにセルフケアが非常に重要です。

 

以下のポイントを心がけましょう。

 

1. 規則正しい生活習慣

 

睡眠、食事、運動のリズムを整えることは、心の健康を保つために非常に重要です。

 

毎日の生活リズムを見直し、十分な睡眠を確保することで、気分を安定させることができます。

 

特に、夜更かしや不規則な食事は症状を悪化させる要因となりますので注意が必要です。

 

2. ストレス管理

 

ストレスを軽減するためには、リラクゼーション技術や趣味を取り入れることが効果的です。

 

深呼吸や瞑想、ヨガなどは、心を落ち着けるのに役立ちます。

 

また、趣味や好きなことに時間を割くことで、ストレスを解消することができます。

 

神戸や芦屋には自然が多く、散歩やハイキングがリフレッシュに最適です。

 

3. 社会的なつながりを大切にする

 

友人や家族とのコミュニケーションを大切にしましょう。

 

サポートを得ることで、心の負担が軽くなることがあります。

 

特に、双極性障害を抱える方は、理解者がいることで安心感を得られます。

 

心理カウンセリングの効果

 

双極性障害の改善において、心理カウンセリングは非常に効果的な手段です。

 

以下に、カウンセリングの具体的な効果を紹介します。

 

1. 感情の整理

 

カウンセリングを受けることで、自分の感情を整理することができます。

 

特に、双極性障害の方は感情の波が大きいため、専門家との対話を通じて気持ちを表現することが重要です。

 

感情を言葉にすることで、心の中のモヤモヤを解消しやすくなります。

 

2. 新たな視点の獲得

 

専門家の助言を受けることで、問題に対する新たな視点を得ることができます。

 

自己理解が深まり、症状の軽減が期待できます。

 

たとえば、感情の変化を理解し、それに対する対策を立てることができるようになります。

 

3. 対人関係の改善

 

カウンセリングを通じて、対人関係の問題を解決する手助けを受けられます。

 

コミュニケーションスキルを学ぶことで、より良い人間関係を築くことができます。

 

これにより、孤立感が軽減され、心の健康にプラスの影響を与えます。

 

4. 具体的な行動計画の策定

 

カウンセリングでは、具体的な行動計画を立てることができます。

 

自分の状況に合った対策を考え、実践することで、心の健康を取り戻すことができます。

 

研究例:カウンセリングの効果

 

さまざまな研究がカウンセリングの効果を示しています。

 

例えば、Efficacy of cognitive-behavioral therapy in patients with bipolar disorder(2017)においては、メタ分析を行い、双極性障害に対する認知行動療法(CBT)の効果について詳しく説明しています。

 

また、Psychotherapy for bipolar disorders - efficacy and effectiveness(2006)においては、双極性障害に対する心理療法(心理カウンセリング)の効果について示されています。

 

これらの結果は、カウンセリングが心の健康を回復させる強力な手段であることを示しています。

 

まとめ

 

双極性障害は、専門的な医療的ケアとともに、セルフケアや心理カウンセリングが非常に重要です。

 

神戸や芦屋の地域には、専門的なカウンセリングサービスが豊富にありますので、ぜひ活用してみてください。

 

あなたの心が少しでも軽くなることを願っています。

 

心の健康を大切にし、必要なサポートを受けることで、より良い日々を送ることができるでしょう。心の問題に向き合う勇気を持ち、自分自身を大切にしていきましょう。

----------------------------------------------------------------------
こころのケア心理カウンセリングRoom
兵庫県芦屋市浜芦屋町1-27   サニーコート浜芦屋302号
電話番号 : 090-5978-1871

お問い合わせはこちら


----------------------------------------------------------------------

この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。