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HSPが抱える生きづらさとそのケア

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HSPが抱える生きづらさとそのケア

HSPが抱える生きづらさとそのケア

2024/10/19

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

さて、皆さんはHSPという言葉をご存じでしょうか?

 

HSP(Highly Sensitive Person)は、高い感受性を持つ人々を指します。

 

HSPの方々は外部の刺激に対して敏感であり、感情や思考、環境の変化に対する反応が強いことが特徴です。

 

HSPの特性を理解することは、HSPの方々が抱える「生きづらさ」の原因を知る上で重要です。

 

この記事では、HSPの特性や生きづらさの解説、セルフケアの方法、そして心理カウンセリングの効果について詳しく説明します。

 

HSPの特性と生きづらさ

 

「生きづらさ」は、個人が日常生活の中で感じる困難や不安、ストレスを指す言葉であり、多くの人々がさまざまな理由で抱える問題です。

 

この生きづらさは、特にHSPを抱える方にとって顕著に出やすく、生活の質やメンタルヘルスに深刻な影響を与えることがあります。

 

これは、HSPの特性が神経系が敏感であるため、他人の感情や環境の変化に強く影響を受けることに起因します。

 

そのため、HSPは以下のような問題を引き起こすことがあります。

 

過剰なストレス反応: HSPは外部の刺激に敏感であるため、騒音や人混み、強い感情的な状況に対して過剰に反応することがあります。これにより、日常生活でのストレスが蓄積され、生きづらさを感じる原因となります。

 

社会的疲労: HSPは人間関係においても繊細で、他人の感情を敏感に受け取ります。これが原因で、他人との関わりに疲れを感じたり、社交的な場面でのストレスを感じやすくなります。

 

自己批判: HSPは自分に対して非常に厳しい評価をすることが多く、他人の期待に応えられない自分を責める傾向があります。この自己批判が生きづらさを助長する要因となることがあります。

 

HSPとの関連

 

HSPの特性は、感受性の強さや情緒の揺れ動きによって、日常生活におけるさまざまな「生きづらさ」と関連しています。

 

感受性が高いために、日常の小さな変化にも影響を受けやすく、その結果として気持ちが不安定になりやすいのです。

 

特に、社会の中で生きることが求められる現代では、HSPが持つ特性は時にストレスとなることがあります。

 

セルフケアの方法

 

HSPが「生きづらさ」を軽減するためには、以下のようなセルフケアの方法が有効です。

 

感覚の調整: 自分にとって快適な環境を整えることが重要です。例えば、静かな場所で過ごす、自然の中でリラックスするなど、自分が落ち着ける環境を見つけましょう。

 

リラクゼーション技法の導入: 瞑想や深呼吸、ヨガなどのリラクゼーション法を取り入れることで、ストレスを軽減し、心の安定を図ることができます。

 

趣味や興味を持つ: 自分の好きな活動や趣味に没頭することで、ストレスを和らげ、心の余裕を持つことができます。

 

定期的な振り返り: 日記をつけることで、自分の感情や体験を振り返る時間を持ちましょう。これにより、感情の整理が進み、ストレスの軽減につながります。

 

心理カウンセリングの役割

 

HSP(Highly Sensitive Person)に特化した心理カウンセリングの役割は、HSPの方々が抱える特有の悩みや生きづらさを理解し、適切に支援することです。

 

HSPは高い感受性を持ち、周囲の刺激に対して敏感に反応するため、日常生活でのストレスや不安感が強くなることがあります。

 

このような状況において、心理カウンセリングは以下のような重要な役割を果たします。

 

1. 自己理解の促進

 

心理カウンセリングは、HSPが自分の特性や感情を理解する手助けをします。

 

心理カウンセラーと話すことで、感受性が高いことがどのような影響を及ぼしているのか、またそれに対してどのように対処していけばよいのかを理解することができます。

 

この自己理解が深まることで、自己受容が促進され、生きづらさを軽減する効果が期待できます。

 

2. ストレス管理と対処法の習得

 

カウンセリングでは、HSPが日常生活で直面するストレス要因やトリガーに対する具体的な対処法を得ることができます。

 

リラクゼーション技術やマインドフルネス、時間管理のスキルなどを習得することで、ストレスを効果的に管理し、生活の質を向上させることができます。

 

3. 感情の安全な表現

 

HSPは他者の感情を敏感に感じ取るため、自分の感情を抑えがちです。

 

心理カウンセリングは、感情を安全に表現する場を提供し、感情の整理を手助けします。

 

これにより、抑圧された感情が解放され、心の安定が得られることが期待されます。

 

4. 支え合う関係の構築

 

カウンセリングを通じて、HSPは支え合う関係を築くことができます。

 

カウンセラーとの信頼関係は、孤独感の軽減に寄与し、社会的なサポートネットワークの構築につながります。

 

これにより、HSPが自分の特性に対してより自信を持ち、社会での適応力を高めることができるでしょう。

 

研究に基づくカウンセリングの効果

 

日本では、HSPに対するカウンセリングの効果を示す研究が進められています。

 

例えば、心理的敏感さに対するレジリエンスの緩衝効果の検討(2012)という研究では、HSPの方のアプローチが、どのようにレジリエンス(回復力)に影響を与えるかを探求しています。

 

具体的には、レジリエンスが敏感さに対してどのように作用し、精神的健康を維持するのにどのように役立つかを検証しています。

 

このレジリエンス(回復力)を強めることに対して、心理カウンセリングは非常に有効な手段といえます。
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まとめ

 

HSPが抱える「生きづらさ」は、特性に起因するさまざまな問題から生じますが、適切なセルフケアと心理カウンセリングを通じて大きく改善される可能性があります。

 

神戸市、西宮市、芦屋市には、HSPを理解し、支援する専門のカウンセリングサービスがありますので、ぜひ利用を検討してみてください。

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こころのケア心理カウンセリングRoom
兵庫県芦屋市浜芦屋町1-27   サニーコート浜芦屋302号
電話番号 : 090-5978-1871

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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