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円滑なコミュニケーションの鍵!グラウンディングで理解と信頼を深める方法と神戸、芦屋、西宮のカウンセリングサービスの効果

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円滑なコミュニケーションの鍵!グラウンディングで理解と信頼を深める方法

円滑なコミュニケーションの鍵!グラウンディングで理解と信頼を深める方法

2024/11/07

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

さて、今日はコミュニケーションを円滑にするコツである「グランディング」についてお話ししたいと思います。

 

コミュニケーションを円滑にする「グラウンディング」とは?信頼関係を深める基礎づけ


人と話すときに、「本当にわかりあえているのだろうか?」と感じることはありませんか?

 

対話の中でお互いが意味をしっかり理解し合い、信頼関係を築くためには、共通の理解、つまり「グラウンディング」が重要です。

 

これは、話し手と聞き手が同じ土台の上で会話を進めていくプロセスであり、コミュニケーションの基盤となります。

 

今回紹介するのは、「Grounding in Communication」という論文を元に、グラウンディングのプロセスとその効果について解説します。

 

また、神戸・芦屋・西宮エリアのカウンセリングサービスにおける実践的な応用についても触れ、カウンセリングを通じてより良い対話を築くためのポイントをお伝えします。

 

1. グラウンディング(Grounding)とは?


グラウンディングとは、会話の中でお互いが意味を共有できる「共通の基盤」を築くことを指します。

 

対話では、話し手と聞き手が「話している内容を相手も理解している」という確信を持つことで、意味の理解がスムーズになります。

 

これは一方的な伝達ではなく、双方が理解を確認し、修正や補足を加えるプロセスです。

 

例えば、「今日は雨が降っているので、外に出ないほうがいいですね」という発言に対して、聞き手が「そうですね、風邪も引きたくないですしね」と返すことで、お互いが同じ理解のもとに話を進めていることがわかります。

 

これが「グラウンディング」の一例です。

 

2. グラウンディングの重要性


グラウンディングがないと、対話は誤解や混乱に繋がりやすくなります。

 

会話には、しばしば暗黙の前提や共有知識が含まれており、それを確認せずに話を進めると、意味のズレが生じることがあります。

 

グラウンディングを通じて双方が共通理解を確立することで、会話がスムーズになり、誤解も減少します。

 

特に、職場や教育現場での対話では、同僚や上司・部下、生徒の言葉をしっかり受け止め、適切に理解することが大切です。

 

グラウンディングによって、同じ職場の方や教師は相手に「理解されている」という安心感を与え、対話がさらに深まる基盤を築くことができるのです。

 

3. グラウンディングのプロセス


グラウンディングは段階的なプロセスを通じて進行します。

 

次のようなステップを含みます。

 

確認と応答:

話し手が発言し、聞き手が内容を確認する応答を行います。たとえば、「そうなんですね」「それでどうなったんですか?」といった反応が、聞き手の理解を示す役割を果たします。

 

補足と訂正:

聞き手が反応を示した後、話し手は必要に応じて補足や訂正を加えます。たとえば、「つまり〜ということですね」と聞き手が言えば、話し手は「はい、そうです」と確認したり、「そうではなくて〜なんです」と補ったりします。

 

意味の共有:

最終的に、話し手と聞き手の間で意味の共有ができ、共通理解が確立します。このとき、両者が「合意のサイン」を出し、次の話題に移る準備が整います。

 

こうした確認とフィードバックの積み重ねによって、話し手と聞き手が対話の基盤を築き上げ、安心して会話を続けることができます。

 

4. グラウンディングのタイプ


グラウンディングには状況に応じたいくつかのタイプがあります。以下の例で見ていきましょう。

 

直接的グラウンディング:

対面の会話やビデオ通話で行われるグラウンディングです。相手の表情やジェスチャーも確認しながら、内容の理解を確かめることができます。対面での会話は、微細なニュアンスも伝えやすく、スムーズなコミュニケーションに役立ちます。

 

間接的グラウンディング:

メールやメッセージなど、即時の反応が難しい場面で行われます。この場合、より詳細な説明や段階的な確認が必要になることが多く、誤解を避けるために補足が多めになることが一般的です。

 

5. グラウンディングの応用:職場と教育の現場での実践


仕事関係のコミュニケーションでは、相手の話を正確に理解し、心理的安全性を与えるためにグラウンディングが不可欠です。

 

相手が自分の気持ちや状況について「わかってもらえた」と感じることで、信頼関係が築かれ、業務がスムーズにが進みやすくなります。

 

また、教育現場では、教師が生徒の理解度を確認しながら授業を進めることで、学習内容がしっかり伝わり、生徒も自信を持って学びを深めることができます。

 

グラウンディングが行われることで、教えた内容が確実に理解されるため、学習の質が向上します。

 

6. グラウンディングが生み出す効果


適切なグラウンディングを行うことで、次のような効果が得られます。

 

誤解の防止:

会話の中で誤解が生じにくくなり、ストレスの少ないやり取りが実現します。


信頼関係の構築:

お互いの理解が深まることで、信頼感や安心感が生まれます。


円滑なコミュニケーション:

共通の理解が得られるため、会話がスムーズに進み、次の話題へ移行しやすくなります。


まとめ:グラウンディングの活用で対話を豊かにする


このように、職場や教育の場でグラウンディングを活用することで、相手に理解されているという安心感を与え、信頼関係を深めることができます。

 

神戸、芦屋、西宮エリアのカウンセリングサービスでは、このグラウンディングのスキルを活用し、より良い対話をサポートすることに重点を置いています。

 

もし、円滑なコミュニケーションや人間関係に悩んでいる方は、一度カウンセリングサービスを検討してみてください

 

参考論文

Grounding in Communication


 

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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