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先延ばしと不安感を乗り越える方法について:神戸、芦屋、西宮でのカウンセリングの実践から

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先延ばしと不安感を乗り越える方法について

先延ばしと不安感を乗り越える方法について

2024/11/11

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

さて。日常生活の中で感じる「なんとなくイヤだな」といった感情から、私たちはしばしば回避行動を取ります。

 

例えば、少し面倒だと感じる家事や、苦手な仕事をつい後回しにしてしまうこと。

 

こうした行動は一時的には楽に思えますが、実は長期的に見ると多くの問題を引き起こす可能性があります。

 

今回は、回避行動の原因とそれを克服するための方法、そしてカウンセリングサービスがどのように役立つかについて解説します。

 

1. 何となく「回避」してしまう行動とは?


「何となく回避してしまう行動」とは、直面した問題や課題から、無意識にまたは意図的に避けてしまう行動を指します。

 

こうした回避行動は一時的な安心感をもたらしますが、問題が解決されるわけではなく、むしろ後々のストレスや不安を引き起こす原因となることがあります。

 

回避行動の例としては、以下のようなものがあります。

 

仕事や課題の先延ばし


多くの人が経験する回避行動の一つは、仕事や課題を先延ばしにすることです。

 

これは一見、他の重要なことを優先しているかのように見えますが、実際には「面倒だ」と感じたり、結果が不安で取り掛かれないために先送りしてしまうことがほとんどです。

 

特に、難しい仕事や、完璧にこなす自信がないときに、つい後回しにしてしまいがちです。

 

先延ばしにしている間は、その仕事や課題から解放されたように感じるかもしれませんが、心の中ではそのことを気にし続けるため、結局のところ不安や焦りが増すだけです。

 

不安な会話や対話から逃げる


回避行動は、対人関係においても顕著に現れます。

 

例えば、職場や家庭で不安や緊張を感じる会話から逃げることがあります。

 

「自分の意見を言うのが怖い」「相手にどう思われるか不安だ」と感じると、つい相手の話を遮ったり、返信を避けたりすることがあります。

 

このように、問題を解決しようとせず、ただ避けていると、相手との信頼関係が損なわれることがあります。

 

身体的な健康問題を後回しにする


体調不良や病気のサインを見逃すことも回避行動の一つです。

 

自分の体調に不安を感じても、仕事や日常生活が忙しいために診察を後回しにしたり、必要な治療を避けたりすることがあります。

 

これも、病気が深刻になるまで対応を先延ばしにする典型的な回避行動です。

 

最初は軽い症状だったとしても、放置することで症状が悪化し、最終的には大きな問題に発展することがあります。

 

感情的な問題から逃げる


過去のトラウマや感情的な問題を解決しないまま放置している場合、回避行動が生じることがあります。

 

例えば、過去の恋愛で傷ついた経験や家族間の問題を解決しようとせず、触れたくないと思うときに、話題を避ける、感情を抑え込むといった行動が見られます。

 

これも一時的な心の平穏を保つための方法ですが、時間が経つにつれて未解決の問題が心の中で大きくなり、やがて感情的な不安定さを引き起こす可能性があります。

 

新しい挑戦への恐れ


新しいことに挑戦する際の不安から、回避行動が現れることもあります。

 

転職や引っ越し、あるいは新しい学びへの挑戦など、将来に不安を感じると、行動する前に自分を制止してしまうことがあります。

 

「失敗したらどうしよう」「うまくいかなかったらどうしよう」と思うと、結局何も始められずに時間が過ぎてしまうことがよくあります。

 

目の前の問題を直視できない


目の前にある問題を直視せず、無意識に避けることも回避行動に含まれます。

 

例えば、家庭の財務問題を見ないふりをしたり、仕事の納期を無視して後回しにすることで、問題を先延ばしにし、目の前の不安やプレッシャーから逃げようとする行動です。

 

こうした行動は一時的に問題から解放される感覚をもたらしますが、問題が解決されない限り、いつか大きな問題として返ってきます。

 

2. 回避行動を克服するための具体的な方法


回避行動を克服するためには、まずその根本原因を理解し、対処するための意識的な対処が必要です。

 

以下に、回避行動を改善するための具体的な方法を、段階的に詳しく説明します。

 

1. 感情を認識し、受け入れる


回避行動の多くは、不安や恐れといった感情から逃げることによって生じます。

 

感情を無視したり抑えたりすることで、一時的には楽になるかもしれませんが、長期的には感情が蓄積して問題が悪化します。

 

まずは、回避行動を起こす前に、その感情が何に起因しているのかを認識し、受け入れることが重要です。

 

具体的なステップ

 

●不安や恐れを感じたとき、その感情を否定せずに「今、自分は不安を感じている」と認識します。


●感情を感じること自体に問題はないことを理解し、その感情に対して自己批判を避けます。


●深呼吸やリラックスする方法を用いて、感情を冷静に感じる時間を持つことが大切です。


2. 不安を数値化してみる


回避行動を引き起こす感情が大きすぎて、どうしても向き合えないことがあります。

 

このような場合、不安や不快の度合いを数字で表してみると、意外にその大きさが小さいことに気づくことがあります。

 

数値化することで感情が客観視でき、冷静に対処できるようになります。

 

具体的なステップ

 

●自分が抱えている不安や不快感を、1(平静)から10(パニック)までの数字で表現します。


●数字を付けることで、不安がどの程度強いのかを確認し、過剰に心配していることに気づくことができます。


この方法は、感情が現実よりも過度に膨れ上がっている場合に有効です。


3. 問題に直面する前に小さなステップを設定する


回避行動を取ってしまうのは、問題が大きすぎて手を出せないと感じるという側面が大きくあります。

 

大きな問題に直面するときは、それを一度小さな部分に分けてみることが有効です。

 

大きな問題を一気に解決しようとすると圧倒されるため、小さなステップに分けて進めることで回避行動を減らすことができます。

 

具体的なステップ

 

●目の前の大きな問題を「できること」と「できないこと」に分けて、できることから取り組みます。

 

●例えば、部屋の片付けをする際には、「まずは机の上の書類を片付ける」といったように、短時間で達成可能な小さな目標を設定します。


●小さな成功体験を積み重ねることで、次第に大きな問題に対しても積極的に取り組めるようになります。


4. 自分に優しく、肯定的な言葉をかける


回避行動が起きるときには、自己批判や「ダメだ」と思う気持ちが強くなりがちです。

 

このような気持ちが強くなると、ますます回避行動に走ってしまいます。

 

そこで、自分に優しく、肯定的な言葉をかけることが、回避行動を防ぐためには重要です。

 

具体的なステップ

 

●自分に対して優しい言葉をかけます。「今日は少し疲れているから、少し休んだら行動しよう」「少しでもやってみれば、大丈夫だよ」と言い聞かせることが有効です。


●自己肯定感を高めるために、日々自分が達成したことや良かった点を振り返り、ポジティブな言葉で自己評価を行いましょう。


5. 他者にサポートを求める


回避行動を克服するためには、自分一人で解決しようとするのではなく、他者のサポートを受けることも重要です。

 

友人や家族、カウンセラーなど、信頼できる人に助けを求めることで、回避行動を乗り越えやすくなります。

 

具体的なステップ

 

●進捗を他者と共有することで、責任感が生まれ、問題に取り組む意欲が高まります。


●誰かに「今日は少しだけでもやってみよう」と声をかけてもらうことで、回避行動を減らすことができます。


●必要に応じて、心理カウンセリングを利用することで、専門的なサポートを受けることも有効です。


6. プロフェッショナルな支援を受ける


回避行動が習慣化している場合、自己流の対処法では限界があることがあります。

 

心理カウンセリングを受けることで、回避行動の根本原因を一緒に探り、具体的な対策を立てていくことが可能です。

 

特に神戸市、芦屋市、西宮市では、回避行動やストレスに関連する問題を専門的にサポートするカウンセラーが揃っています。

 

カウンセリングサービスの効果

 

●回避行動の背後にある深層心理や過去の経験にアプローチし、どのようにしてその行動を変えることができるかを学べます。


●セルフケアやストレスマネジメントのスキルを身につけ、回避行動に対してより効果的に対処できるようになります。


●回避行動を変えるための行動計画を立て、実行に移すためのサポートを受けられます。

 


回避行動を克服するためには、自分の感情や状況を冷静に見つめ直し、小さなステップで行動を起こしていくことが大切です。

 

また、自己評価を高め、他者のサポートを得ることで、回避行動を減らしていくことができます。

 

もし、回避行動が習慣化してしまっている場合は、専門的なカウンセリングサービスを利用することもおすすめです。

 

神戸市、芦屋市、西宮市では、心理カウンセラーが専門的なサポートを提供しており、回避行動を克服するための有効な手段を見つけることができますで、必要に応じて検討してみてくださいね。

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こころのケア心理カウンセリングRoom
兵庫県芦屋市浜芦屋町1-27   サニーコート浜芦屋302号
電話番号 : 090-5978-1871

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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