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夫婦や恋人等のパートナーとの関係改善に役立つシステム的アプローチとは?神戸、芦屋、西宮のカウンセリングのアプローチとは?

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夫婦や恋人等のパートナーとの関係改善に役立つシステム的アプローチとは?

夫婦や恋人等のパートナーとの関係改善に役立つシステム的アプローチとは?

2024/11/14

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

さて、恋愛や夫婦といったカップル関係において「どうしてうまくいかないのか」「どうしたらお互いを理解できるのか」と悩んでいる方は少なくありません。

 

カップルセラピーや心理学において、関係のトラブルや摩擦を解消するために「システム理論」という視点を用いることがあります。

 

これは、カップル関係を単なる個人の相互作用と見るのではなく、お互いの感情や行動が相互に影響し合い、全体として一つのシステム(関係)を形成していると考えるものです。

 

この記事では、「The Systemic Nature of Couple Relationships」という論文をもとに、システム理論を活かしたカップル関係の理解と、その改善方法についてご紹介します。

 

神戸・芦屋・西宮でカウンセリングサービスを検討している方も、この記事を通じてカップル関係の理解を深め、より良い関係を築くためのヒントにしていただければと思います。

 

システム理論的な見方とは?カップル関係の「相互依存性」とは

 

システム理論的な見方とは、カップル関係を個人間の単なる相互作用の集まりと見るのではなく、全体としての「システム」として捉える視点です。

 

このシステム理論では、個人一人ひとりの行動や感情が独立して存在するのではなく、互いに連鎖的な影響を及ぼしながら「システムとしての関係」を形成していると考えます。

 

カップル関係の「相互依存性」とは


カップル関係における「相互依存性」は、お互いが連鎖的に影響を与え合いながら、関係が循環的に変化し続けることを意味します。

 

つまり、パートナーの一方が行動や感情を示すと、もう一方のパートナーに反応が生まれ、最終的にその反応がまた最初のパートナーに戻っていくという「フィードバックループ」が生まれます。

 

こうしたプロセスが関係全体に影響を及ぼし、二人の絆が形成されます。

 

例えば、ある一方のパートナーが不安を感じたとき、その不安はもう一方のパートナーにも伝わり、相手が不安を察知して何らかの反応(安心させようとする行動や不安を共有することなど)を示すことがあります。

 

そして、その行動や感情がまた最初のパートナーに返ってきて、二人の関係性にさらなる影響を与えるのです。

 

このように、関係における一方の感情や行動は他方にも波及し、二人の間で連続的に影響を及ぼし合うことで「相互依存」の関係が形成されます。

 

フィードバックループ


フィードバックループとは、片方の行動や感情がもう片方に影響を及ぼし、それが循環して最初のパートナーに戻るプロセスを指します。

 

ポジティブなフィードバックループが働けば、カップル関係はポジティブな方向に進みやすく、二人の絆も強化されやすくなります。

 

●ポジティブなフィードバックの例


たとえば、あるパートナーが相手に優しい言葉をかけたり、感謝を示す行動を取ると、もう一方のパートナーもその行動に応えて優しい態度で接するようになるかもしれません。

 

このように、ポジティブな行動や感情が互いに循環すると、二人の関係は安心感や幸福感に満ちたものになりやすく、ポジティブな循環が生まれます。

 

●ネガティブなフィードバックの例


一方、ネガティブなフィードバックループも存在します。

 

たとえば、片方が不満や怒りを表すと、もう一方も不満を抱いたり、防衛的な態度を取ることが多くなります。

 

これがまた最初のパートナーに返り、さらなる不満や対立が生まれる可能性があります。

 

ネガティブなフィードバックループが続くと、関係全体が不安定になりやすく、問題が悪循環してしまいます。

 

相互依存性と自己変革


システム理論的な視点から見ると、カップル関係は単に一方が変わるのではなく、双方が共に変化していくことで関係全体が変わっていくと考えられます。

 

相互依存性を理解し、お互いにどう影響し合っているかを把握することで、二人の関係における「無意識のパターン」を認識し、改善の余地を見出すことが可能です。

 

カップルが自分たちの間にあるフィードバックループを意識し、その連鎖を積極的に改善しようとすることで、二人の関係を健全で満足度の高いものに変えていけるでしょう。

 

このようなシステム的視点は、カップル関係の問題解決や自己変革にも役立つ視点であり、持続可能な関係構築において非常に重要です。

 

カップル関係におけるコミュニケーションの役割

 

システム理論では、コミュニケーションが関係の安定と成長において重要な役割を果たします。

 

特に、コミュニケーションの質やメタコミュニケーション(会話そのものについての話し合い)が、関係の質に影響を与えます。

 

質の高いコミュニケーション


オープンで率直なコミュニケーション

お互いの気持ちや考えを素直に伝えることで、信頼関係が深まり、安心して関係に取り組むことができます。

 

メタコミュニケーション

時には「最近の会話の進め方について話し合う」といったメタコミュニケーションも必要です。これは、より良いコミュニケーションパターンを見つけるための重要な方法であり、二人の間での誤解や摩擦を減らす手助けになります。

 

カップル関係における「均衡」と「変化」のバランス


カップル関係は、安定性(均衡)を求めつつも成長や変化を避けられません。

 

システム理論では、日々の出来事やライフステージの変化に応じて、関係を適応させるために二人が柔軟に対応することが重要だと考えます。

 

均衡(Homeostasis)

安定を保つために、一定の行動パターンや役割が生まれることがありますが、この均衡が変化や成長を妨げる場合もあります。

 

成長と適応

結婚や子育て、引越しなどの大きな変化は、カップルとしての成長の機会です。これらのイベントに適応するためには、柔軟な視点と関係に対する取り組みが求められます。

 

問題解決のためのシステム的なアプローチ


カップル関係の問題解決には、個別の問題を取り除くのではなく、関係全体を改善する視点が大切です。

 

システム全体を改善する方法


相互影響を理解する

一方のストレスや不安が相手にも影響を及ぼし、それが再び自分に戻ってくるという循環を理解することが重要です。二人で協力して対処することで、システム全体が改善されます。

 

カップルセラピーでの介入

カップルセラピーでは、「批判を減らし、感謝を表す」「自分の気持ちを素直に伝える」など、相互の行動を改善する取り組みが行われます。これによりシステム全体が健全に機能しやすくなります。

 

長期的な成長を支えるための取り組み


カップル関係は、長い時間の中で成長や変化を遂げるものです。

 

システム理論では、成長を受け入れる柔軟性と変化に対する抵抗のバランスが、関係の継続には欠かせないと考えられています。

 

変化に対する抵抗

長く続いた関係には、特定のパターンや役割が固定化される傾向がありますが、成長のためには変化を受け入れることが必要です。

 

成長を支える共通の目標

将来についての話し合いや関係の見直しを定期的に行うことが、二人の成長を支えます。これにより、カップルは一緒に前向きな未来に向かって歩むことができます。

 

システム的な視点がカップル関係にもたらす可能性


「The Systemic Nature of Couple Relationships」は、カップル関係が一方の問題ではなく二人のシステム全体の課題であることを示しています。

 

システム理論に基づくアプローチを取り入れることで、カップルは互いの相互依存性やフィードバックループに気づき、問題解決に取り組むことができます。

 

カップルセラピーや関係の改善を考える際、システム的な視点が二人の理解と協力を深め、より良い関係を築くための有効な手段となるでしょう。

 

カップル関係における「均衡」と「変化」のバランス

 

カップル関係における「均衡」と「変化」のバランスは、システム理論において重要な概念です。

 

システム理論では、カップルを相互に影響し合う一つの「システム」として捉え、このシステムには安定性と柔軟性の両方が必要とされると考えます。

 

研究によると、カップル関係が維持され成長するためには、変化を受け入れる柔軟さと安定した状態を保とうとする均衡の力をバランスよく保つことが重要であるとされています。

 

1. 均衡(Homeostasis)の役割


均衡は、カップル関係が維持しようとする安定性や、日常的なルーティン、パートナー同士での役割分担などを指します。

 

これは、関係性において予測可能で安全な基盤を提供するものです。

 

均衡が取れていると、二人の関係は安定し、予測可能な日常を過ごすことができ、信頼関係も高まります。

 

たとえば、長年連れ添ったカップルの間では、日々の役割分担やコミュニケーションの仕方などが自然に形作られ、二人にとって居心地の良いパターンができあがることがよくあります。

 

この安定したパターンは、二人にとっての心理的な安定感を提供し、ストレスや混乱を防ぐ働きをします。

 

2. 均衡の力とその限界


カップルが安定した関係を維持するための均衡の力は重要ですが、これが強すぎると関係が硬直化し、成長や変化を妨げる原因となることがあります。

 

システム理論では、均衡が強く働きすぎると、関係が固定化され、生活の変化や新たな挑戦に対して柔軟に対応できなくなるリスクがあると指摘されています。

 

たとえば、結婚後に子どもが生まれたり、転職や引っ越しといったライフイベントが発生した場合、関係のバランスを見直すことが求められます。

 

しかし、均衡に固執しすぎると、新しい役割や生活の変化に対応することが難しくなり、パートナー間での摩擦やストレスが生じやすくなります。

 

3. 変化(Growth)と適応の必要性


カップル関係は、時間の経過や環境の変化に伴い、システムとしても成長と適応が求められます。

 

システム理論では、カップル関係が健康で成長し続けるためには、柔軟性を持ち、変化を受け入れることが重要だとされています。

 

この柔軟性が、二人の関係に新しいエネルギーや視点をもたらし、成長と発展を可能にします。

 

具体的な例としては、子どもの成長によって親としての役割が変化したり、仕事や住環境の変化によってパートナー間で新しい生活のリズムが求められることが挙げられます。

 

このような変化に対して二人が協力して対応することで、関係が柔軟に適応し、より強固なものとなります。

 

4. 均衡と変化のバランスを保つ方法


システムとしてのカップル関係は、安定性を保ちながらも、変化に対応する柔軟性が必要です。

 

このバランスを取るためには、次のような方法が効果的です。

 

定期的な関係の見直し

関係が固定化している場合、定期的に二人の関係性や日々の役割分担について話し合うことで、柔軟性が高まります。お互いの考えや期待を共有し、必要に応じて変化を取り入れることが重要です。

 

メタコミュニケーションの活用

関係やコミュニケーションの進め方について話し合うこと(メタコミュニケーション)も、均衡と変化のバランスを保つために役立ちます。例えば、「もっと自由に自分の気持ちを伝えたい」といった希望を共有することで、お互いに理解し合い、関係の柔軟性が高まります。

 

共通の目標や価値観を持つ

共通の目標や価値観は、関係が成長していくための指針となり、二人の絆を強化します。たとえば、「将来的に旅行を楽しむために貯金する」や「定期的にリフレッシュする時間を持つ」といった目標があると、関係が成長しやすくなります。

 

5. 均衡と変化のバランスがもたらす影響


均衡と変化のバランスがうまく取れているカップル関係は、安定感と成長の両方を享受でき、二人の間に柔軟な相互依存が生まれます。

 

安定感は信頼と安心感を提供し、成長は関係に新しいエネルギーや発展をもたらします。

 

この二つの要素がうまく組み合わさることで、関係が深まり、困難な時期にも支え合うことが可能になります。

 


カップル関係のシステム理論において、均衡と変化のバランスは、関係の成長と安定を支える中心的な役割を果たします。

 

均衡は安定した基盤を提供し、変化は成長と柔軟性をもたらすものです。

 

カップルがこのバランスを理解し、日々の関係の中で柔軟に対応することで、二人の関係はさらに深まり、困難な時期にも支え合い、乗り越えることが可能となります。

 

問題解決のためのシステム的なアプローチ

 

カップル関係において問題が発生した際、システム理論に基づいたアプローチは、問題を個々のパートナーの性格や行動に帰するのではなく、二人の間の相互作用やコミュニケーションのパターン全体に注目します。

 

カップルを一つのシステムとして捉えるこの方法では、システム全体の働きに着目し、両者が協力して問題解決に取り組むことが重要とされます。

 

研究では、カップルの片方、あるいはカップルセラピーにおいてもシステム的なアプローチが効果的であることが示されており、以下のような観点が取り入れられています。

 

1. 相互影響を理解する


システム的アプローチでは、カップルの一方が感じている問題は、二人の相互作用の中で生まれた結果であると考えます。

 

たとえば、一方が感じる不満やストレスが、もう一方の行動やコミュニケーションに影響を与え、それがさらに自分に返ってくるという「相互影響」の連鎖が生じます。

 

つまり、関係における問題は、二人の関係性全体の中で考えるべきであり、一方の責任だけに帰するのではなく、双方の関与があると認識することが重要です。

 

例:ストレスの相互影響


例えば、片方が仕事でストレスを感じている場合、それが家での態度に影響を与え、もう一方のパートナーが不安や不満を感じるようになります。

 

こうして互いに影響し合い、ストレスや不満が関係全体に波及していくのです。

 

この相互影響を理解することで、「自分たちの関係全体に影響している問題」として問題を認識し、協力して解決しやすくなります。

 

2. システム全体を改善する介入


カップルの片方、あるいはカップルセラピーでは、個人の性格や特定の行動を直接変えるのではなく、カップルの間の関係全体のパターンに働きかけることを重視します。

 

システム理論に基づくアプローチでは、システム全体が健全に機能するように、二人の相互作用を調整する介入が行われます。

 

方法1: ポジティブなフィードバックの強化


システム内でのポジティブな行動(例えば、感謝の言葉をかける、優しく接するなど)を増やすと、それに応じて相手もポジティブな反応を示す傾向があり、良いフィードバックループが形成されます。

 

このように、相互にポジティブな影響を与えることで、関係全体のシステムがより健全に機能するようになります。

 

方法2: ネガティブな行動の代替


批判や攻撃的なコミュニケーションを減らし、代わりに自己開示や率直な感情表現を奨励することで、ネガティブなフィードバックループを改善します。

 

例えば、批判の代わりに「私はこう感じている」という自己開示の形をとることで、相手も受け入れやすくなり、関係に安心感と信頼が生まれます。

 

3. 問題をシステム全体の課題として捉える


システム理論では、関係内の問題は個人のものではなく、システム全体の課題であるとみなします。

 

例えば、二人の間でコミュニケーションがうまくいかない場合、それをどちらか一方の「話し方」の問題とするのではなく、「お互いが聞き取れていない状態」として共通の課題として捉えることが有効です。

 

例: 共通の問題としての不安


例えば、将来への不安が原因でカップルの間に摩擦が生じている場合、それは「二人の生活に共通する問題」として捉え、「どうすれば一緒に安心できるのか」を協力して話し合うことが大切です。

 

このように問題をシステム全体の課題として捉えることで、二人が一体となって問題に取り組む姿勢が促されます。

 

4. メタコミュニケーションで問題解決を進める


システム的なアプローチでは、コミュニケーションの質そのものを向上させるためのメタコミュニケーションが重視されます。

 

メタコミュニケーションとは、「どうやってコミュニケーションするか」を話し合うことで、互いの考え方や気持ちを共有し、関係をより良くするための手段です。

 

実践例


例えば、「お互いの気持ちがよく伝わるように、どう話したら良いか話し合おう」といった具合に、話し合い方そのものを相談する場を設けることで、関係性が深まります。

 

これにより、感情的になりがちな問題についても冷静に話し合いができ、二人の関係の質が向上します。

 

5. 長期的な関係改善のためのシステム全体の調整


カップル関係の改善は、一時的な問題解決ではなく、システム全体として長期的に健全な関係を維持することを目指します。

 

このためには、関係の成長や変化に対応できる柔軟なコミュニケーションや行動パターンの見直しが必要です。

 

長期的な関係改善の方法


共通の目標設定

二人で将来についての共通のビジョンを持つことで、システム全体の方向性が統一されます。例えば、「毎月一回、話し合いの時間を持つ」などの目標を設定することで、安定感と成長の両方が得られます。


定期的な関係の振り返り

日常生活に忙殺されることなく、二人の関係を定期的に振り返り、必要な調整を行うことで、システム全体が柔軟に対応しやすくなります。



恋愛や夫婦といったカップル関係におけるシステム的アプローチは、問題を個人の責任としてではなく、二人の関係性全体における相互影響やコミュニケーションのパターンとして捉え、問題解決に取り組むものです。

 

このアプローチにより、カップルは互いの影響を理解し、協力してシステム全体としての関係を改善することが可能となります。

 

結論:システム的な視点がカップル関係にもたらす可能性

 

システム的な視点は、カップル関係に新たな可能性をもたらします。

 

この視点を取り入れることで、カップルはお互いを個別の存在としてではなく、互いに影響し合う「システム」の一部として見ることができ、関係を包括的に理解する手助けになります。

 

互いの責任を意識する姿勢が生まれる


システム的な視点では、問題が起きた際にどちらか一方が悪いとするのではなく、互いの行動や反応が影響し合っていることに気づきます。

 

例えば、片方がストレスを感じていると、もう一方にもその影響が及び、関係全体がストレスフルになることがあります。

 

こうした視点からは、双方が関係に対する責任を持ち、改善に向けて協力する意識が生まれやすくなります。

 

カップル間の信頼感とサポートの強化


システム的な理解を持つことで、相手の行動や態度に対する見方が変わり、「自分を理解してくれない」と感じるよりも「今、相手が抱えているものがある」といった理解が深まります。

 

これによって、相手に対する信頼感やサポートが強まり、関係が安定します。

 

長期的には、フィードバックループを通じて良い影響を与え合い、関係の基盤が強固になります。

 

感情の健全な表現と解放


システム理論を通じて、自分の感情や反応が相手にどう影響するかを理解することで、感情を健康的に表現する方法を学べます。

 

例えば、不満やストレスを適切に共有し合うことで、お互いの理解が深まり、感情を解放できる機会が増えます。

 

こうした健全なコミュニケーションのパターンが増えると、関係の中での安心感が高まり、個々のメンタルヘルスにも良い影響を及ぼします。

 

自己成長と関係の変化を受け入れる柔軟性


システム的な視点を持つことで、関係は一定の形に固定されるのではなく、成長や変化を前向きに受け入れる姿勢が培われます。

 

カップルのどちらか一方に変化が訪れた場合も、システム全体としての適応を意識することで、柔軟に対応しやすくなります。

 

こうした柔軟性は、結婚や育児、転職といったライフイベントにも適応しやすくし、共に成長し続けることができる関係を築く土台となります。

 

ポジティブなフィードバックループの形成


システム的な視点からアプローチすると、良好な行動や思いやりのある言葉が、相手からも同様に返ってくるポジティブなフィードバックループを形成できます。

 

これは、関係全体にプラスの影響をもたらし、二人の結びつきを深め、信頼感を強めます。

 

互いにサポートし合う姿勢が根付くことで、関係はより豊かで満足度の高いものとなるでしょう。

 

関係全体の健全な成長への道しるべ


システム的な視点に基づいたカウンセリングやサポートを取り入れることで、カップルは互いの違いや個性を尊重しながらも、共通の目標に向かって成長できます。

 

関係の中で健全な自己表現やコミュニケーションを実現することで、日常的な不和や葛藤も建設的に乗り越えやすくなり、長期的に安定したパートナーシップを維持する土台となります。

 

システム理論を取り入れたカップルの関係構築は、日々の課題に柔軟に対応し、関係をより豊かにするための一助となります。

 

カップル関係にシステム的な視点を取り入れることで、お互いを尊重し、より良い関係を築くためのヒントが得られます。

 

関係は二人で創り上げていくもの。小さな変化を積み重ねることで、信頼と絆をさらに深め、前向きに成長できる関係を育んでいきましょう。

 

参考論文

The systemic nature of couple relationships

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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