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幸せになる方法とは?心理学が教える5つの実践~神戸、芦屋、西宮のカウンセリングの実例より~

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幸せになる方法とは?心理学が教える4つの実践

幸せになる方法とは?心理学が教える4つの実践

2024/11/19

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

さて、「幸せになりたい」と感じる瞬間は誰にでもあります。

 

ですが、日々のストレスや忙しさの中で、「幸せってなんだろう?」「どうすればもっと充実感を感じられるのだろう?」と考えることも少なくないでしょう。

 

今回のブログでは、心理学的視点から「幸福度を高める方法」について、科学的な研究結果を基に解説します。

 

特に取り上げるのは「How Can People Become Happier? A Systematic Review of Preregistered Experiments」という研究。

 

この研究では、信頼性の高い実験データを基に、幸福度向上のための具体的な方法を検討しています。

 

幸福感を増やす鍵は、ちょっとした生活習慣の工夫や意識にあります。このブログを通して、日常生活にすぐ取り入れられる実践的なヒントをお届けします。

 

神戸、芦屋、西宮で心理カウンセリングサービスを提供している私も、この研究を参考に、皆さまの幸福度向上を全力でサポートしています。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

幸福度を高めるための科学的介入法


幸福度を高める科学的な介入法は、心理学的な研究によってその有効性が実証されてきました。

 

これらの方法は日常生活で取り入れやすく、個人の幸福感を向上させるための強力なツールです。

 

以下に、それぞれの介入法を詳細に解説します。

 

1. 感謝の実践(Gratitude Practice)


概要
感謝の実践は、日々の生活の中で感謝の気持ちを意識的に高める方法です。

「感謝する」という行為は、ポジティブな感情を増幅させ、幸福度を向上させる効果があるとされています。

 

具体的な方法


(1)感謝日記をつける

●毎晩、その日に感謝したい出来事を3つ書き出す。たとえば、「友人との楽しい会話」「美味しい食事」「晴れた空」など。
●小さなことでも構いません。「気づく」ことが重要です。


(2)感謝の手紙やメールを書く

●過去にお世話になった人や現在感謝している人に感謝の手紙を書く。
●手紙を実際に渡したり、直接感謝を伝えることができればさらに効果的です。


(3)日常の中で感謝を言葉にする

●家族、友人、職場の同僚など、日常で接する人々に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える。


効果


幸福感の増加

感謝の行為はポジティブ感情を増幅させることが研究で確認されています。


ネガティブ感情の軽減

感謝の意識を持つことで、怒りや不満といったネガティブ感情が軽減されます。


対人関係の改善

感謝を伝えることで、周囲とのつながりが深まり、社会的支援が得られやすくなります。


2. マインドフルネスの実践(Mindfulness Practice)


概要


マインドフルネスは、「今この瞬間」に意識を集中させ、心を非判断的に受け入れる心のトレーニングです。

 

瞑想や呼吸法がその代表的な方法です。

 

具体的な方法


(1)マインドフルネス瞑想

●静かな場所で背筋を伸ばして座り、目を閉じる。
●呼吸に意識を向け、吸う息と吐く息を感じる。
●注意がそれたら、再び呼吸に意識を戻す。


(2)ボディスキャン

●仰向けに横たわり、つま先から頭まで身体の感覚に意識を向けていく。
●緊張や疲れを感じたら、ゆっくりとその部分をリラックスさせる。


(3)常的なマインドフルネス

●食事をするときに食べ物の味や匂い、食感に意識を向ける。
●歩いているときに足が地面に触れる感覚や周囲の景色を意識する。


効果


ストレス軽減

マインドフルネスは心拍数を下げ、ストレスホルモンであるコルチゾールを減少させる効果があります。


集中力の向上

意識を「今ここ」に向けることで、注意力や集中力が向上します。


幸福感の増加

自己受容が高まり、ポジティブな感情が持続しやすくなります。


3. 社会的つながりの強化(Strengthening Social Connections)


概要


幸福度の向上において、他者とのつながりは非常に重要です。

 

社会的なつながりは孤独感を減らし、ポジティブな感情を促進します。

 

具体的な方法


(1)定期的な交流

●友人や家族と定期的に会う機会を作る。
●週に1回、誰かとランチやディナーを楽しむ時間を確保する。


(2)親切な行動をする

●他者に親切な行動を取る。たとえば、誰かの手伝いをする、プレゼントを贈る、感謝を伝える。


(3)グループ活動に参加

 

地域のボランティア活動や趣味のグループに参加し、新しい人々とのつながりを増やす。


効果


孤独感の軽減

他者との交流は孤独感を和らげ、心理的な安定を促進します。


自己効力感の向上

他者を支援することで、自分の存在価値を実感しやすくなります。


幸福感の増加

他者とのポジティブな関係性が、長期的な幸福感を支えます。


4. ポジティブな活動の実践(Positive Activity Interventions)


概要


ポジティブな活動は、意識的に楽しさや達成感を得られる行動を日常生活に取り入れることを指します。

 

趣味や新しい挑戦がその代表的な例です。

 

具体的な方法


(1)新しい趣味を始める

●絵を描く、音楽を演奏する、料理を学ぶなど、興味のある活動を始める。
●新しいことに挑戦することで自己成長を感じやすくなります。


(2)自然に触れる

●公園や山、海など自然の中で過ごす時間を作る。
●自然とのふれあいはリラックス効果が高く、幸福感を増大させます。


(3)週末のプチ旅行

 

日帰り旅行や新しい場所へのお出かけを計画し、日常のルーティンを離れる。


効果


ポジティブ感情の増加

楽しい活動はポジティブな感情を生み出しやすく、ストレスを軽減します。


人生の満足感の向上

新しい経験を通じて視野が広がり、自分の人生に対する満足感が高まります。


エネルギーの回復

新鮮な刺激を得ることで、日常の疲れがリセットされます。


まとめ:幸福度向上のための実践を始める


幸福度を高めるための介入法は、いずれも日常生活に取り入れやすいものばかりです。

 

これらの方法は単独でも効果がありますが、組み合わせることで相乗効果を得ることが期待されます。

 

感謝の実践でポジティブ感情を増やし、
マインドフルネスで心の安定を保ち、
社会的つながりで孤独感を減らし、
ポジティブな活動で人生に彩りを添える。


これらの実践を日常生活に取り入れることで、心の健康が向上し、充実した人生を送ることができるでしょう。

 

最後に:幸福は「選択」で増やせる


幸福とは、多くの人にとって「与えられるもの」や「外部からやってくるもの」と捉えられがちです。

 

しかし、科学的研究や心理学的な視点から見ると、幸福は「自分で選択し、作り出すもの」であることが明らかになっています。

 

この結論は、多くの実証研究や幸福度向上の介入法を通じて支持されています。

 

幸福は選択の積み重ね


日々の行動が幸福を形成する


幸福は、偶然や運命ではなく、日々の行動や考え方の積み重ねから形成されます。

 

たとえば以下のような選択が、幸福度に直接的な影響を与えます。

 

感謝を選ぶ

感謝を意識的に実践することで、ポジティブな感情を引き出し、幸福度を高めることができます。

たとえば、毎日の感謝日記をつける選択をすることで、日常の中で良いことに目を向ける習慣が身につきます。


現在に集中する選択

マインドフルネスや瞑想を取り入れる選択をすることで、過去の後悔や未来への不安にとらわれることなく、今この瞬間に意識を向けられるようになります。


他者とのつながりを選ぶ

家族や友人との交流を積極的に選ぶことで、社会的なつながりが深まり、孤独感が軽減されます。

親切な行動を選ぶことも、幸福感を高める強力な方法です。


科学が示す幸福の「選択可能性」


遺伝や環境を超えた部分


研究では、幸福の約40%は自分の行動や選択でコントロール可能であるとされています(残りの50%は遺伝、10%は環境とされています)。

 

この「40%の選択可能な部分」を意識的に活用することで、幸福度を大きく高めることが可能です。

 

選択可能な部分の例


●趣味や運動を始める。
●毎日ポジティブな目標を立てる。
●ストレスを感じたときにリラクゼーションを選ぶ。


幸福感は努力で高められる


幸福は努力や選択によって育まれる感情です。

 

たとえば、感謝や親切、楽しい活動など、科学的に効果が証明されたアクションを選ぶことで、幸福度を向上させることが可能です。

 

不幸を選ばない勇気


幸福を選ぶためには、不幸を生み出す行動や思考を手放す選択も重要です。

 

不幸を選ばない勇気が、幸福を選ぶ基盤となります。

 

不幸を招く要因
●ネガティブな考えに固執する。
●過去の失敗や未来の不安にとらわれる。
●孤立を選び、人とのつながりを避ける。


意識的に手放す行動
●ネガティブな感情を抱いたとき、感情を認めつつもそれに振り回されない選択をする。
●過去の後悔や怒りを抱え続けるのではなく、許しや受容を選ぶ。


カウンセリングで幸福を選ぶ支援


幸福を選ぶプロセスは時に難しく感じられるかもしれません。

 

そのため、カウンセリングは幸福度向上のための選択を支援する強力なツールとなります。

 

カウンセラーの役割


選択肢を明確化する
●自分が持つポジティブな選択肢を見つける手助けをします。


ネガティブな思考の再構築
●否定的な考えを手放し、建設的な考え方を選ぶ方法を指導します。


行動のサポート
●ご相談者がポジティブな行動を日常に取り入れられるよう具体的な計画を立てます。


地域での支援


神戸、芦屋、西宮エリアで提供されるカウンセリングサービスでは、クライエントの状況に合わせた幸福度向上プランが提案されます。

 

カウンセリングを通じて、幸福を選ぶための具体的な方法を学ぶことができます。

 

幸福は「小さな選択」の連続である


幸福を選ぶことは、一度限りの大きな決断ではなく、日々の小さな選択の積み重ねです。

 

たとえば、以下のような行動がその良い例です。

 

●「今日一日で感謝できることを1つ探そう」と考える。
●忙しい日々の中でも、5分間の瞑想を選ぶ。
●疲れている日でも、大切な人と短い会話をする。


こうした小さな選択が、やがて大きな幸福感を生み出します。

 


幸福は「選択」で増やすことができます。

 

科学的な介入法と日々の実践を通じて、私たちは幸福を意識的に作り出すことが可能です。

 

不幸を避け、ポジティブな行動や考え方を選び取ることで、人生の満足感を大きく向上させることができます。

 

もし、幸福を選ぶ道に迷ったり、不安や課題を抱えたときは、専門的なカウンセリングサービスを活用することをお勧めします。

 

神戸、芦屋、西宮エリアで提供されている心理カウンセリングは、あなたの幸福を選ぶ力を支えるパートナーとなります。

 

一歩踏み出して、自分の選択で幸せな未来を築いていきましょう。

 

参考論文

How Can People Become Happier? A Systematic Review of Preregistered Experiments

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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