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職場のネガティブ発言に立ち向かう!心理学を活用した心のケア~神戸、芦屋、西宮のカウンセリングサービスの実践より~

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職場のネガティブ発言に立ち向かう!心理学を活用した心のケア

職場のネガティブ発言に立ち向かう!心理学を活用した心のケア

2024/11/24

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

さて、職場の人間関係は、仕事の効率や生産性に大きな影響を与えるだけでなく、私たちの心の健康にも深刻な影響を及ぼすことがあります。

 

特に批判的な発言や皮肉、悪口などのネガティブな言葉は、しばしばストレスの原因となり、私たちのモチベーションや自信を損なうことがあります。

 

こうした言動に対して適切に対処することは、ストレスを軽減し、職場での健全な人間関係を築くために非常に重要です。

 

実際、職場で批判的な言動を受けたとき、最初は「気にしないようにしよう」と思っても、次第にその言葉が頭から離れなくなり、日常生活にも影響を及ぼしてしまうことがあります。

 

そのような場合、どのように心の中でその言葉を処理し、自己肯定感を保ちつつ適切に対応するかが求められます。

 

また、職場でネガティブな言動が続くと、そのストレスが積み重なり、最終的には仕事のパフォーマンスにまで影響を及ぼすことになります。

 

そこで、このブログでは、職場で同僚や上司から受けるストレスフとなる言動を心理学的アプローチを通じて紹介し、批判的な言動に対する適切な対処法を解説します。

 

上司や同僚からの批判的な言動による心理的ダメージとは?

 

職場での批判的な言動が私たちに与える心理的ダメージは、思っている以上に深刻です。

 

たとえその言葉が一瞬の冗談や軽い批評であっても、繰り返し受けることで心の中で大きな影響を与え、最終的には自己肯定感の低下や職場でのストレスの蓄積に繋がります。

 

批判的な言動は、単にその場での不快感や怒りだけでなく、時間が経つにつれて心に深い傷を残すことがあるため、早期に対処することが非常に重要です。

 

そこで、具体的にどのような心理的な問題が生じるのかを解説します。

 

1. 自己評価の低下


批判的な発言を受けると、特に自己肯定感の低い人は「自分はダメだ」「自分の存在が否定された」と感じやすくなります。

 

これが長期間続くと、自己評価が低くなり、自分に対して自信を持つことができなくなります。

 

例えば、上司や同僚から「もっと早くやれ」「こんなこともできないのか」と言われると、自分が有能でない、価値がないと感じてしまうことがあります。

 

このような批判的な言葉が続くことで、自分の能力に対する信頼が失われ、仕事の効率ややる気が低下してしまうことがあるのです。

 

2. ストレスと不安の増加


批判的な言葉は、心の中で不安や緊張感を生み出します。人は批判を受けると、次第に「また批判されるのではないか」「次にどんなことを言われるのだろう」と考えてしまいます。

 

このような状態が続くと、常にプレッシャーを感じ、仕事に対する不安や恐怖が強まります。

 

過度の不安やストレスは、身体にも影響を及ぼし、疲れやすくなったり、睡眠障害を引き起こす原因にもなります。

 

3. 人間関係の悪化


批判的な発言が頻繁に行われる職場環境では、同僚や上司との関係が悪化することがあります。

 

批判を受ける側は、次第にその人と関わることに対して恐怖心を抱き、コミュニケーションが減少することがあります。

 

また、批判を受けたことで感情的な反応が起こり、反発や対立が生じることもあります。

 

このような状況が続くと、職場の雰囲気が悪化し、チームワークや協力が難しくなり、仕事の効率が低下します。

 

4. モチベーションの低下


職場での批判が強い場合、次第にその職場環境自体に対するモチベーションが低下します。

 

批判を受けるたびに「もうどうでもいい」「何をやっても評価されない」と感じるようになり、結果として仕事に対する興味や意欲が失われていきます。

 

批判的な言動が続くと、自己の仕事に対して情熱を持つことができなくなり、ただ義務感で仕事をこなすような状態に陥ります。

 

このような状況が長期化すると、最終的には燃え尽き症候群や職場での孤立を招くことにもつながります。

 

5. 心理的な防衛機制の過剰反応


批判的な言葉が繰り返されることで、心理的な防衛機制が働きます。

 

例えば、感情的な過剰反応や、自分を守るために「相手が悪い」と責任転嫁することが起きる場合があります。

 

また、批判に対して過剰に反発することで、さらなる対立を生んでしまうこともあります。

 

このような反応は、問題解決を遅らせるだけでなく、自己防衛が過剰になることで、職場の人間関係がますます悪化する原因となります。

 

攻撃的な発言に対処するための方法

 

攻撃的な発言に対処することは、職場でのストレスを軽減し、人間関係を円滑に保つために非常に重要です。

 

攻撃的な言葉や行動は、感情的な反応を引き起こすことが多く、場合によっては関係性を悪化させる可能性があります。

 

以下に、攻撃的な発言に対処するための具体的な方法を詳細に解説します。

 

1. 感情を切り離す: NVC(非暴力コミュニケーション)を活用する


攻撃的な発言に反応する際、最も重要なのは感情を切り離して冷静に対処することです。

 

感情的に反応すると、対立が深刻化する恐れがあります。

 

ここで役立つのがNVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)です。

 

NVCの基本は、相手の発言や自分の感情に反応するのではなく、まず自分がどんな「ニーズ」を持っているか、そして相手がどんな「ニーズ」を持っているのかを考えることです。

 

攻撃的な発言をされた場合、以下のステップを試してみてください。

 

感情を認識する:

まず、自分の感情(例えば怒り、悲しみ、不安など)を認識し、その感情がどこから来るのかを考えます。自分の感情が何に触れたのかを理解することが重要です。

 

ニーズを探る

相手の言動がなぜ出たのかを探り、その背後にあるニーズを理解しようとします。

例えば、「この仕事が遅い」と言われたとき、相手の本当のニーズは「早く進めてほしい」「自分の計画通りに進めたい」といったものである可能性があります。

 

共感を示しつつニーズを伝える

相手のニーズや感情に共感を示しつつ、自分のニーズも伝えます。

「あなたが忙しくて早く進めたいことは理解していますが、私はもう少し時間をかけて仕事の質を保ちたいと思っています」といった具合です。

 

 

このように、感情を切り離し、お互いのニーズを尊重することで、攻撃的な発言が発展しないようにすることができます。

 

2. 境界線を引く: 自己主張をする


攻撃的な発言に対して、自分の立場や感情をしっかりと主張することも重要です。

 

ただし、これを行う際には冷静さを保ちながら、相手に対して攻撃的にならないように注意しましょう。

 

自己主張を行う際は、次のような言い回しが有効です

 

●「その言い方は少しきつく感じました。もう少し具体的なフィードバックをいただけると、改善しやすいです」
●「私はその部分について改善したいと思っていますが、もう少し時間が必要です」


このように、自分の意見をしっかりと伝えることで、相手に自分を理解してもらい、無駄な衝突を避けることができます。

 

3.  冷静で感情的ではない応答をする


攻撃的な発言をされたとき、感情的に反応することは避けるべきです。

 

冷静で落ち着いた言葉で返すことが重要です。

 

例えば、相手が不満を持っている場合、以下のような方法で返答することが効果的です

 

●「あなたの意見は理解できます。私はその点についてどう対処するか考えていますが、少し時間をください」
●「その点について私も気をつけますが、もう少し具体的にアドバイスをいただけると助かります」


このように、攻撃的な言葉に対しても冷静に返すことで、対立を避けることができます。

 

4. ストレス管理とセルフケア: メンタルを守る


職場での攻撃的な発言が続くと、どうしてもストレスが溜まります。

 

こうしたストレスに対して適切に対処することも重要です。

 

定期的にストレス解消のための時間を取ることや、心身をリフレッシュする方法を取り入れることで、メンタルを守りましょう。

 

例えば、週に一度のリラクゼーションの時間や趣味に没頭する時間を持つことが有効です。

 


攻撃的な発言への対応には、冷静で建設的なアプローチが求められます。

 

感情を切り離して自己主張を行い、相手の立場を理解しながら対応することが重要です。また、自分のメンタルを守るためのストレス管理も忘れずに行いましょう。

 

これらの方法を実践することで、職場での人間関係の改善に繋がります。

 

権力から考える「パワーダイナミクス」の理解

 

パワーダイナミクス(権力の力学)は、職場における権力関係の複雑さを理解するための重要な概念です。

 

相手の権力による被害者の視点からパワーダイナミクスを理解することで、権力関係がどのように作用し、どのように自分が影響を受けるのかを深く知ることができます。

 

以下では、ストレスを感じている方のの視点からパワーダイナミクスを詳しく解説します。

 

1. パワーダイナミクスとは何か?


パワーダイナミクスは、個人または集団が持つ権力がどのように相互作用するかを示すものです。職場においては、上司や同僚、部下との間で権力がどのように影響を与え合っているかを指します。

 

権力が強い人はその立場を利用して、他者に対して圧力をかけたり、支配的な行動を取ることがあり、その結果、弱い立場の人々はストレスを感じることになります。

 

2. 権力の不均衡とその影響


権力関係が不均衡な場合、例えば上司と部下、あるいは経験豊富な同僚と新人との間で、権力が偏っているときに生じる問題がパワーダイナミクスです。

 

ストレスを感じる側としては、以下のような影響を受けることがあります。

 

自己評価の低下

権力が強い人物による支配的な言動(例えば、無理な要求や否定的なフィードバック)は、被害者の自己評価を低くし、自己信頼感を削る原因となります。

これにより、被害者は自分の意見や立場を表明するのが難しくなり、コミュニケーションが一方的になります。

 

心理的圧力とストレス

上司や同僚からの圧力を感じることで、仕事に対する不安や恐怖が生じ、心理的なストレスを抱えることになります。

特に、権力者からの批判や無視を受けた場合、その不安感はますます増していきます。

これが長期間続くと、過度のストレスや仕事への意欲の低下につながる可能性があります。

 

恐怖や過剰適応

ストレスを感じる側は、パワーダイナミクスの中で生き残るために、時に過剰に適応しようとします。

例えば、上司の要求に応えようと必死になり、自己犠牲的な行動を取ったり、過度に自己責任を感じたりします。

このような適応が続くと、自己尊重感が低下し、慢性的な疲労やバーンアウトを引き起こすことがあります。

 

3. 権力者からの支配的行動にどう対処するか?


ストレスを感じる当事者として、権力者の支配的行動にどのように対処するかは非常に重要です。

 

以下の方法を試みることで、少しでも自分を守る手段となります。

 

境界線を設定する

自分の感情やニーズを守るために、相手に対して境界線を設定することが重要です。

例えば、「その言い方は私には不快なので、もう少し穏やかに伝えていただけると助かります」といったように、自己主張をすることで、相手の行動を改善させることができます。

 

サポートを求める

職場で一人で問題を抱え込まず、信頼できる同僚や上司、あるいは人事部門に相談することが大切です。

職場の文化や規則を確認し、パワハラや不適切な行動があった場合は、適切な対処が求められます。

 

カウンセリングサービスを利用する

職場での権力関係や人間関係に悩む場合、専門的なカウンセリングを受けることは非常に有効です。

カウンセリングを通じて、感情を整理し、どのように対処すべきかを専門家と共に考えることができます。

神戸市、芦屋市、西宮市には、職場でのストレスやパワーバランスに関する相談を専門に行うカウンセリングサービスが豊富にあります。

 

4. 対処後のメンタルケア


権力関係からくる心理的ダメージを受けた場合、単に問題に対処するだけではなく、自己ケアが非常に重要です。

 

ストレスを解消するためのリラクゼーション技術や、心を癒すための活動(例えば趣味、運動、睡眠など)を取り入れることが、メンタルヘルスを保つために欠かせません。

 

メンタルケア:心理的影響を軽減する方法

 

職場での批判的な発言やパワーダイナミクスによるストレスは、長期間にわたると心理的なダメージを引き起こす可能性があります。

 

これに対処するためには、単に問題に対処するだけでなく、自己ケアやメンタルケアを積極的に行うことが重要です。

 

以下では、心理的影響を軽減するための具体的な方法を詳しく解説します。

 

1. 感情の整理と自己認識


批判的な発言やパワハラに直面したとき、まず最初に行うべきことは自分の感情を整理することです。

 

感情をそのままにしておくと、ストレスが蓄積し、身体的な不調や精神的な疲れを引き起こす原因となります。

 

感情を整理するために以下の方法を試してみましょう。

 

感情を書き出す

自分が感じた怒り、不安、悲しみ、悔しさなどを紙に書き出すことは、感情を客観的に捉える助けになります。

書くことで感情を外に出し、冷静に自分の気持ちを確認することができます。ネガティブな感情を紙に書き出して捨てることも、気持ちの整理に有効です。

 

感情と行動の区別をつける

自分の感情と、実際に行動する際に取るべき対応を切り分けることが重要です。

批判を受けたとき、感情的に反応しがちですが、感情と行動は別物であると認識し、冷静に対応できるようにしましょう。

 

感情の受容

自分の感情を否定せずに受け入れることが重要です。

「怒ってもいい」「悲しんでもいい」と自分に許可を出し、感情が自然に解消されるのを待ちます。

感情を抑圧せず、無理にポジティブに考える必要はありません。

 

2. リラクゼーションとストレス管理技術


身体的および心理的なストレスを軽減するためには、リラクゼーション技術を習得することが効果的です。

 

リラックスした状態を作ることで、精神的な回復力が高まります。

 

以下の方法を取り入れて、日常的にリラックスできる時間を作りましょう。

 

深呼吸

ストレスが溜まったときには、深呼吸を行ってリラックスしましょう。

深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出すことで、心拍数が安定し、リラックスした状態が促進されます。

日常的に意識的に深呼吸を取り入れることで、心の平穏を保つことができます。

 

瞑想

短い時間でも瞑想を行うことで、精神的なストレスを解消できます。

自分の呼吸に意識を集中し、雑念を手放すことで、心がクリアになり、ストレスが軽減されます。

1日5〜10分の瞑想でも、精神的な疲労を和らげるのに有効です。

 

マッサージやエステ

身体的なリラクゼーションも心の回復に大いに役立ちます。

仕事で疲れた体をマッサージでほぐすことや、エステで心身ともにリフレッシュすることも有効です。

自分を甘やかす時間を作り、リラックスした空間で過ごすことが、メンタルケアに繋がります。

 

3. ソーシャルサポートの活用


孤立感やストレスを軽減するためには、信頼できる人と話すことが効果的です。

 

職場でのストレスを一人で抱え込むことは非常に辛く、場合によっては精神的に参ってしまう原因となります。

 

以下の方法で、ソーシャルサポートを活用しましょう。

 

友人や家族と話す

ストレスを感じたときには、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうことが重要です。

気持ちを吐き出すことで、感情が整理され、心が軽くなります。話を聞いてもらうことで、安心感を得ることができます。

 

カウンセリングサービスの利用

職場の人間関係に悩んでいる場合、心理カウンセラーに相談することも有効です。

専門的なアドバイスを受けることで、自己理解が深まり、状況に対する適切な対処法を見つけることができます。

神戸市、芦屋市、西宮市には、職場のストレスや人間関係に特化したカウンセリングサービスがありますので、必要に応じて活用しましょう。

 

4. 専門的なサポートを求める


職場での批判やパワハラによる心理的影響が深刻化している場合、専門的なサポートを受けることが最も効果的です。

 

心理的なダメージを受けている状態で放置してしまうと、うつ病や不安障害などの精神的な疾患を引き起こす可能性があります。

 

心理療法

心理カウンセリングや認知行動療法(CBT)などの心理療法を受けることで、ストレスやネガティブな思考に対する適切な対処法を学び、心の回復を早めることができます。

 

精神科医の診断を受ける

長期間のストレスや精神的な疲労が蓄積している場合、精神科医の診断を受け、必要に応じて治療を受けることが重要です。適切な医療を受けることで、回復が早まります。

 

 

職場での批判的な発言やストレスは、メンタルに大きな影響を与える可能性がありますが、適切なセルフケアを行うことで心理的なダメージを軽減することができます。

 

感情を整理すること、リラクゼーション技術を取り入れること、信頼できる人と話すこと、自己肯定感を高めることなど、さまざまな方法があります。

 

また、必要に応じて専門的なサポートを受けることも重要です。神戸市、芦屋市、西宮市には、職場のストレスに対応したカウンセリングサービスが充実していますので、困ったときには積極的に活用してください。

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電話番号 : 090-5978-1871

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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