皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーの駒居です。
さて、これを読まれている方の中には、うつ病で大変な思いをされている方も大勢おられるかと存じます。
うつ病というものは、現代社会では珍しくない心の健康の問題です。うつ病の多くの方は無力感や絶望感、そしていつ良くなるのか分からないという不明瞭な未来に対する不安を抱えておられます。
しかし、うつ病は「どうにもならない心の病」ということではありません。
うつ病は生物学的、心理社会的要因の相互作用によって引き起こされる、複雑な心の病です。
うつ病から立ち直るには、まずうつ病そのものを正しく理解する必要があります。
決して心が弱いからでも、あなたが怠けているからでもありません。
もちろん、あなたの人間性に問題があるわけでもありません。
うつ病そのものは大変苦しいものです。そのため、うつ病そのものと向き合う事は大変ですが、しかし適切なケアをすれば改善される可能性の高いものです。
そのためには、心理療法や薬物療法が役に立つでしょう。
また、周囲の方々のサポートが得られるのであれば、そのサポートを活用する事もうつ病からの回復には役立ちます。
さらに、うつ病を通して「自分自身に優しくなる」「自分へ向けて愛を向ける」ということも大切です。
これは自分を甘やかすというものではなく、うつ病で大変な状態にいる自分自身を、そしてうつ病に耐えている自分自身をねぎらい、そして必死に耐えている自分自身を肯定的に認めることです。
そうした自分に対する愛や包容力は、うつ病の回復に役に立ちます。
これは決して難しい事ではなく、うつ病に耐えている自分に対して「よく耐えているね、今日も一生懸命に生きているね」という優しい言葉をかけるだけでも良いのです。
個人的な意見で恐縮ですが、私はうつ病を始めとする精神疾患、精神障害を抱えている方は、その問題を抱えながら懸命に生きている勇気のある人だと思っています。
そして、今日生きること、生き続けること。
その未来に回復と、今までとは違う自分らしさの発揮が待っていると考えています。
確かに、うつ病の大変さは深刻なものです。そして、うつ病を抱えているというだけで孤独を感じる事でしょう。
しかし、あなたは決して一人ではありません。
また、あなたは決して一人になってはいけません。
「一人ではない。サポートしてくれる人がいる」
これだけでも、あなたの未来を明るく照らしてくれます。
どんなに暗い時でも、前進し、助けを求め、愛とサポートを受け入れることで、新しい始まりが待っています。
あなたは強く、価値のある人間であり、うつ病に立ち向かう勇気を持っています。希望を信じ、一歩踏み出す勇気を持って、克服の旅を始めましょう。
最後に、あなたは決して一人ではありません。
困難な時には、周囲の人々や専門家の手を借りることで、新しい幕を開けることができます。
希望を持ち、愛とサポートを受け入れ、自らの力でうつ病を乗り越え、充実した人生を手に入れましょう。