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うつ病(鬱病)に心理カウンセリングがどう役立つのか

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うつ(鬱)病に心理カウンセリングがどう役立つのか

うつ病(鬱病)に心理カウンセリングがどう役立つのか

2024/09/20

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

最近、うつ病(鬱病)に悩んでいる方が増えています。

 

心が重くなり、日常生活がうまくいかなくなることに対して、どうしたら良いか分からなくなることもあるでしょう。

 

しかし、心理カウンセリング、特に認知行動療法は、うつ病(鬱病)に対して大変効果的なアプローチです。

 

今回は、カウンセリングがどのようにうつ(鬱)病に役立つのかを分かりやすくご説明します。

 

うつ(鬱)病とは?

 

うつ病(鬱病)は、持続的な気分の落ち込みや、興味・関心の喪失などに特徴づけられる精神疾患です。

 

通常の疲れやストレスとは異なり、日常生活に大きな支障をきたす場合が多く、放っておくと長期間にわたって苦しむことになります。

 

具体的には、睡眠障害、食欲の変化、集中力の低下、自尊心の喪失、絶望感などが現れます。

 

そしてうつ病(鬱病)に対するカウンセリングにおいてエビデンス(科学的根拠)があるとされるのが、認知行動療法です。
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認知行動療法(CBT)とは?

 

認知行動療法(以下『CBT』)は、うつ病(鬱病)に対する治療法の中でも、科学的に効果が証明されているアプローチです。

 

CBTは「思考、感情、行動」が密接に関連しているという考えに基づいており、思考のパターンを変えることで、感情や行動も変化させることを目指します。

 

うつ病(鬱病)においては、「自分には価値がない」「未来は絶望的だ」といった否定的な思考が強まり、それが感情と行動に悪影響を与えることがあります。

 

CBTでは、こうした否定的な思考に焦点を当て、それをより現実的で前向きなものに変えていく手法を用います。

 

うつ(鬱)病に対する心理カウンセリングの効果

 

心理カウンセリングは、うつ病(鬱病)を抱える方にとって、さまざまな面で役立ちます。以下に、具体的な効果をご紹介します。

 

(1)否定的な思考パターンを改善する


うつ病(鬱病)の主な症状や問題の一つは、否定的な思考です。

 

たとえば、「私は何もできない」「誰も私を必要としていない」といった考えが、さらに気分を落ち込ませます。

 

CBTでは、こうした否定的な思考を見つけ出し、それを客観的に検討します。

 

そして、それらの考えが本当に事実なのかどうかを分析し、もっとお気持ちが楽になるというな視点から考える方法を検討します。

 

(2)行動の改善


うつ病(鬱病)の症状の一つに、活動意欲の低下があります。

 

何をするのも億劫になり、やる気がなくなってしまうのです。CBTでは、小さなステップから行動を改善していく「行動活性化」という手法を使います。

 

これは、毎日の生活の中で少しずつやりがいを感じられる活動を取り入れていくことで、行動の変化が気分の改善につながるというアプローチです。

 

(3)感情のコントロール


CBTでは、感情とどのように上手く向き合うかについても検討します。

 

うつ病(鬱病)の時には、感情がコントロールできず、過度にネガティブな感情にとらわれてしまうことがあります。

 

カウンセリングを通じて、感情をうまく整理し、必要以上に悩まないための方法を検討することができます。

 

臨床心理学の知見

 

臨床心理学の研究では、CBTがうつ病(鬱病)に対して非常に効果的であることが多くの試験で確認されています。

 

特に、軽度から中等度のうつ病(鬱病)に対しては、薬物療法と同等かそれ以上の効果を示す場合もあります。

 

また、CBTの効果は長期間持続することが特徴で、一度身につけた対処方法は、再発防止にも役立ちます。

 

さらに、うつ病(鬱病)の治療では、薬物療法とカウンセリングの併用が一般的です。

 

しかし、薬だけでは根本的な思考や行動の改善が難しいこともあるため、カウンセリングを併用することで、より持続的な改善が期待できるとされています。

 

うつ(鬱)病に対する心理カウンセリングの進め方

 

カウンセリングを通じて、うつ病(鬱病)が改善するまでの過程は一人ひとり異なりますが、いくつかの共通点があります。

 

最初のステップは症状や状況の理解


カウンセリングでは、まず自分自身の思考や感情、行動のパターンだけではなく、症状や置かれている状況を理解することから始まります。

 

自分に対してどのような否定的な考えがあるか、その考え方がどのように感情や行動に影響を与えているのかを、少しずつ掘り下げていきます。

 

新しい思考パターンに置き換える


否定的な思考が浮かんだときに、それに巻き込まれてしまうと感情面が悪化してしまいます。

 

そのため、感情を悪化させないという視点から再評価する方法を検討します。

 

この過程は時間がかかる場合もありますが、無理のない範囲で少しずつ新しい考え方が定着していきます。

 

行動の変化をサポートする


カウンセラーと一緒に、日常生活で少しずつ新しい行動を試み、前向きな変化を感じられるようにサポートします。

 

さいごに

 

うつ病(鬱病)は、誰にでも起こりうる心の病ですが、適切なサポートを受けることで回復することができます。

 

心理カウンセリング、特に認知行動療法は、うつ病(鬱病)に苦しんでいる方々にとって大きな助けとなるでしょう。

 

もし、今つらいと感じているなら、ぜひカウンセリングを考えてみてください。あなたの心が軽くなる日が、きっと訪れるはずです。

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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