うつ病(鬱病)による休職とその対処法
2024/10/14
みなさん、こんにちは。
神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。
今回は、うつ病(鬱病)によって休職を余儀なくされた方々に向けて、セルフケアの方法や心理カウンセリングの有効性についてお話しします。
うつ病(鬱病)は、多くの人に影響を与える精神的な健康問題であり、適切な対策を講じることが回復への第一歩です。
うつ病(鬱病)による休職の背景
うつ病(鬱病)は、さまざまな要因によって引き起こされる精神疾患であり、感情の変化や身体的な症状を伴います。
日本では、うつ病(鬱病)の診断を受ける人が増加しており、労働環境や家庭環境がその原因となることもあります。
特に、長時間労働や職場の人間関係のストレスは、うつ病のリスクを高める要因として知られています。
また、実際の私の心理臨床を見ていると、短期間でのストレスよりも長期に渡って就業上生じるストレスによってうつ病(鬱病)に至ってしまう事例は珍しくありません。
また、うつ病の性質上、なかなか早期発見がむつかしいという課題も存在しています。
●セルフケアの重要性
休職中のセルフケアは非常に重要です。以下に、うつ病(鬱病)を抱える方が実践できるセルフケアの方法をいくつか紹介します。
規則正しい生活を心がける: 早寝早起きを意識し、朝日を浴びることで体内時計を整えましょう。朝の光は、気分を高める効果があります。
バランスの取れた食事: 栄養を考えた食事を摂ることは、心の健康に大きく寄与します。特に、ビタミンB群やオメガ-3脂肪酸を含む食品を意識的に摂取しましょう。
軽い運動を取り入れる: 散歩やストレッチなどの軽い運動は、ストレス解消に役立ちます。身体を動かすことで、エンドルフィンが分泌され、気分が改善されることがあります。
趣味の時間を持つ: 自分が好きなことや趣味に時間を使うことで、リフレッシュ効果が期待できます。特にクリエイティブな活動は、自己表現の一環として心のケアになります。
感情を表現する: 日記を書くなどして、自分の感情や思いを言語化することが有効です。自分の感情を整理する手助けになります。
心理カウンセリングの効果
心理カウンセリングは、うつ病(鬱病)に苦しむ方にとって非常に有効な手段です。以下に、その効果を詳しく説明します。
感情の整理: カウンセリングでは、自分の感情や考えを話すことで、感情を整理しやすくなります。これは、心の負担を軽くする助けとなります。
新しい視点の獲得: カウンセラーは第三者の視点からアドバイスを提供し、問題に対する新たな視点を持つことができます。これにより、状況を前向きに捉え直す手助けをしてくれます。
対人スキルの向上: カウンセリングを通じて、コミュニケーション能力や対人関係の改善を図ることができます。これにより、職場や家庭での人間関係が改善される可能性があります。
専門的なサポート: うつ病(鬱病)の専門知識を持つカウンセラーからのサポートを受けることで、より効果的な治療法や対処法を学ぶことができます。
研究の紹介
例えば、労働政策研究・研修機構がまとめた調査結果では、過去1年間にメンタルヘルスの問題で1カ月以上休職した労働者がいる事業所の割合は10.1%であることがわかっています。
これは、メンタルヘルス問題が実際に労働者に影響を与え、長期の休職を必要とするケースが増加していることを示唆しています。
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まとめ
うつ病(鬱病)による休職は辛い経験ですが、適切なセルフケアや心理カウンセリングを通じて回復することが可能です。
神戸市、芦屋市、西宮市には、質の高いカウンセリングサービスがありますので、ぜひ活用して心の健康を取り戻しましょう。
あなたの気持ちや体調を大切にしながら、一歩ずつ前進していきましょう。
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こころのケア心理カウンセリングRoom
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電話番号 : 090-5978-1871
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この記事の執筆者
駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)
心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。