恋人・夫婦でずっと幸せに:夫婦・恋人関係を高める3つの習慣
2025/03/03
みなさん、こんにちは。
神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。
さて、恋人や夫婦との関係は私たちの生活の質を大きく左右する重要な要素です。
どんなに仕事がうまくいっていても、家庭内がギスギスしていると心からの安心は得られません。
また、愛する人との絆がしっかりしていれば、困難に直面しても乗り越えやすくなるのも事実。
そこで、このブログでは心理カウンセリングを行う立場から、「パートナーと良好な関係を続けるための3つの心理的ポイント」を厳選してお伝えします。
1.感謝の気持ちを定期的に伝える
パートナーと一緒にいる日々が当たり前になると、ふとした拍子に相手への感謝を後回しにしてしまうことはありませんか?
ところが、実際には相手がそばにいてくれるだけで、心の安心感が高まったり、生活面で助かる場面があったりと、思っている以上に多くの恩恵を受け取っているものです。
ここでは、その「感謝」をいかに具体的な形で伝え、より豊かな関係を育むかを詳しく解説します。
1-1.相手がいてこその日々を忘れない
● 当たり前化のリスク
一緒に暮らすことに慣れてくると、いつの間にかパートナーへの感謝が薄れがちです。
ほんの少し手助けしてくれたことや何気ない気遣いに対して、「それが当然」という気持ちになってしまう可能性があります。
● 存在自体が与える安心感
パートナーがそばにいてくれるからこそ、ストレスが溜まったときに気軽に話せたり、何かあったときにすぐ相談できたりする安心感があります。
これは日常生活を豊かにしてくれる大きな要素です。
1-2.小さなことへの「ありがとう」
● 些細な行為を見逃さない
例えば洗濯物を取り込んでくれたり、ちょっとした家事を引き受けてくれたり。そうした小さな行為に対しても「ありがとう」と言葉をかけると、相手の気持ちがぐっと和みます。
● 継続的な感謝が関係を強化する
感謝の言葉を頻繁に掛け合うことで、「自分は必要とされている」とお互いが感じられます。
結果として、相手を大切に思う気持ちや絆がさらに強まっていきます。
1-3.「感謝の手紙」で幸福感アップ
● 文字にするメリット
口頭で伝えるのはもちろん効果的ですが、手紙やSNS、メッセージカードに書くことで、より特別な思いを表現できます。
また、文章にする作業を通じて「どこに感謝しているのか」を自分自身が改めて確認できるのも利点です。
● 定期的に送ってみる
誕生日や記念日などの節目だけでなく、何気ないタイミングで「ありがとう」を書き伝えてみてください。
その心温まる効果は、受け取る側だけでなく、書く側の幸福感も高めてくれるでしょう。
1-4.自分自身の幸福度も高まる
● 感謝がもたらすポジティブな循環
感謝を表現する行為は、相手だけでなく自分のメンタルにも良い影響を与えます。
ポジティブな気持ちにフォーカスすることで、些細なトラブルや不満にとらわれにくくなり、前向きなマインドを維持しやすくなるのです。
● 心と心をつなぐきっかけ
「ありがとう」と言い合う習慣は、二人の間に温かなコミュニケーションを生み出します。
お互いの存在価値を認め合うことで、安心感や結びつきが自然に高まるのが最大のメリットでしょう。
1-5.まとめ
「感謝の気持ちを定期的に伝える」ことは、恋人や夫婦の関係においてもっとも基本的で、しかも強力な方法の一つです。
毎日の暮らしの中で相手がしてくれている小さなことを見逃さずに「ありがとう」と伝えるだけでも、二人の絆は大きく深まります。
さらに、手紙やSNS、カードなどの形に残すことで、自分自身の幸福感も高まるというダブルの効果が期待できます。
そんな些細な行為の積み重ねが、長く続く良好なパートナーシップを築く大きな支えになるのです。
2.互いの価値観や違いを尊重する
恋人や夫婦の関係を深めるうえで、同じ趣味や考え方を共有するのはとても大切です。
しかし、必ずしもすべてが一致するわけではありません。
ときに、「相手との違い」にこそ関係を豊かにするヒントが潜んでいます。
ここでは、違いを認め合う大切さと、その実践ポイントを詳しく解説します。
2-1.同じ部分”だけでなく「違い」にも目を向ける
● 共通点の先にある相違点
パートナーとの共通の趣味や価値観は、二人の絆を強める大きな要素です。
しかし、そこに注目するあまり、「価値観や性格のズレ」を軽視してしまうと、後々大きな衝突を招く可能性があります。
● 趣味や考え方を軽んじない
相手にとって大切にしている趣味や人間関係、家族とのつきあい方などを軽視すと、相手の人格や生き方を否定する行為につながりかねません。
尊重の気持ちを忘れずに接することが、関係を長続きさせる基本と言えます。
2-2.趣味や家族関係をバカにしない
● 「存在自体」の否定につながるリスク
パートナーが大切に思っているモノや人間関係を否定すると、自分が大切に思っている部分も否定されるのではと警戒を生む可能性があります。
● 互いの世界を広げるきっかけ
「相手の趣味には興味が持てない」という場合でも、試しに一度体験してみたり、話を聞いてみたりするだけで、新しい発見を得られることも多々あります。
わからないからこそ理解しようとする姿勢が、二人の絆を深めます。
2-3.性格の差もプラスに変える視点
● 積極派と慎重派が衝突するとき
「どうしてこんなに行動のテンポが違うんだろう?」と感じることは珍しくありません。
しかし、異なる性格は見方を変えればお互いを補い合える強みでもあります。
● 幅広い視点や可能性が生まれる
たとえば、慎重派がリスクを回避する一方で、積極派はチャンスをつかむかもしれません。
その両面が合わさると、極端に偏らない選択ができるようになります。
2-4.新しい発見を促す
● 「自分にない視点」を尊重する
パートナーの考え方や行動スタイルを「自分とは違う」というだけで否定せず、「相手は自分にない強みを持っている」と受け止めると、関係に新鮮さが生まれます。
● 単なる譲歩に終わらせない
違いを尊重することは、必ずしもどちらかが我慢することではありません。
相手の良さを活かすことで、自分には思いつかなかった方法や発想が加わり、結果としてお互いにとってより良い生活スタイルや考え方を共有できるようになります。
2-5.まとめ
パートナーとの関係においては、共通点を見つけて盛り上がることも大切ですが、違いを認め合う姿勢こそが長続きの秘訣とも言えます。
趣味や価値観、性格の相違があるときには、「相手にはこんな視点があるんだ」と前向きに受け止めてみましょう。
単なる譲歩で終わるのではなく、そこから新しい可能性や発見を得られると考えると、互いの世界がぐっと広がり、関係もより深まります。
3.距離感とコミュニケーションを調整する
夫婦や恋人であっても、常に一緒に行動するのがベストとは限りません。
ある程度の“ひとり時間”が必要な人や、SNSでのプライベート公開度が違う人など、距離感には個人差があります。
ここでは、その調整法と建設的なコミュニケーションのポイントを解説します。
3-1.お互いが快適に過ごせるペースを模索
● 一人の時間も大切
パートナーと過ごす時間が増えるほど、安心感が高まる一方、相手も自分も「ときには独りで過ごしたい」と考えることがあります。
たとえば、休日を完全にシェアしたい人と、ひとりでリフレッシュしたい人が同居していれば、適切なバランスを話し合うことが不可欠です。
● SNSやプライベートの共有度合い
写真をSNSにアップする際、相手がどこまで写って良いか、どのタイミングで公開していいかなど、意外と細かいところで意見が分かれるもの。
最初のうちに確認しておくと後々のトラブルを回避しやすくなります。
3-2.時間や空間の取り方を話し合う
● 早めの意見の擦り合わせが大切
「休日の過ごし方」や「友人との時間」「家族との予定」など、二人の生活設計に関わる事項こそ早めに共有しておくと良いでしょう。
● 長期的な信頼関係の強化
相手が疲れているように見えたら、無理に出かけるのではなく、自宅でゆっくり過ごす選択肢を提案するなど、「お互いを尊重する姿勢」が二人の絆を深めます。
3-3.建設的なコミュニケーションのコツ
● 相手の話をしっかり聴く
おもしろい話術やトーク力よりも、相手の言葉に耳を傾ける姿勢が何よりも重要です。
人は自分のことを話したいという欲求が強いものなので、「聴き上手」になることがコミュニケーションを円滑にする近道です。
● 感情的になったら一旦クールダウン
言い争いになりそうなときは、まず落ち着ける時間を確保するのがおすすめです。
一旦頭を冷やしたうえで、改めて話し合うほうが理性的な解決策を模索しやすくなります。
● 意図的に休む
お互いが疲れているときは特に、話を続けるよりも一旦切り上げて「寝る」「散歩する」「カフェで一人の時間を過ごす」など、感情をリセットできる行動をとるのが得策です。
3-4.まとめ
パートナーとの「ちょうどいい」距離感を見極めることは、長続きする関係を築くうえで不可欠です。
互いに気持ちの良いペースを話し合い、必要に応じてコミュニケーションのスタイルを調整することで、日常の小さなすれ違いを減らせます。
さらに、建設的なコミュニケーションのポイントとして「相手の話をしっかり聴く」「感情的になったら一旦クールダウン」を意識すると、衝突を回避しながら深い理解を得られるはずです。
まとめ
パートナーとの関係においては、共通点を見つけて盛り上がることも大切ですが、違いを認め合う姿勢こそが長続きの秘訣とも言えます。
趣味や価値観、性格の相違があるときには、「相手にはこんな視点があるんだ」と前向きに受け止めてみましょう。
単なる譲歩で終わるのではなく、そこから新しい可能性や発見を得られると考えると、互いの世界がぐっと広がり、関係もより深まります。
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この記事の執筆者
駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)
心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。
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