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「生きる価値がない」と感じたときに考えて欲しいこと~神戸市、芦屋市、西宮市のカウンセリングの実践より~

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「生きる価値がない」と感じたときに考えて欲しいこと

「生きる価値がない」と感じたときに考えて欲しいこと

2025/05/21

みなさん、こんにちは。

神戸市や芦屋市、西宮市などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

さて、私たちは毎日の暮らしの中で、知らず知らずのうちに「こうするべき」「こうでなければならない」という周囲の価値観や社会の「当たり前」に触れながら生きています。

 

時には、他の人と自分を比べてしまったり、家族や身近な人の期待に応えようとして、自分の気持ちを後回しにしてしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、本来は人の数だけ生き方や考え方があり、一人ひとりにその人だけの価値観や感じ方があります。

 

自分の「こうあるべき」という基準で周囲や自分自身を見ていると、ときに理不尽な出来事や、誰かの思いやりのない言葉で心が傷ついてしまうことも当然生まれてきます。

 

そうしたとき、「やっぱり自分が悪いんだ」と自分を責めてしまうことも、決して珍しくありません。

 

でも、どうか思い出してください。


もし「こんな自分ではダメなんじゃないか」と感じたり、「もっと違う自分ならうまくいくのに」と悩んでしまうことがあったとしても、それは自分が悪いからではありません。

 

思い通りにいかない現実に直面した時、つらさや悲しさを感じてしまうのは、ごく自然なことです。

 

とても残念なのですが、どんなに頑張っても、すべてが自分の思い通りになるわけではありません(当然、私もそうです)。


そのため、うまくいかない時、自分に優しく寄り添うことが大切になるのです。

 

1.「優れている・劣っている」は、自分の心が生み出すもの


私たちは普段の生活の中で、どうしても人と自分を比べて「自分は劣っている」と感じたり、「あの人は自分より優れている」と思い込んでしまうことがあります。

 

しかし、よく考えてみると、「優劣」というのは本来、絶対的なものではなく、自分の心の中で作り出している基準にすぎません。

 

自分で「自分は劣っている」と決めてしまうことで、ますます苦しくなってしまうことも少なくありません。

 

そのため、その基準を少し手放してみるだけで、気持ちがずっと軽くなることもあります。

 

たとえば、漢字の「幸」と「辛」は、たった一本の線があるかないかの違いです。

 

物事の見方をほんの少し変えるだけで、「自分は劣っている」という苦しさが、「自分なりの幸せ」へと変わっていくこともあるのです。

 

2.「生きる価値がない」と感じているあなたへ

 

今、とてもつらくて「自分なんて生きている意味がない」と思ってしまうことがあるかもしれません。


でも、どんな過去があったとしても、未来は今から少しずつ変えていくことができます。

 

これまでの人生をやり直すことはできませんが、これからの時間や選択は、あなた自身が積み重ねていくことができます。


「誰かのため」「家族のため」と頑張ることも本当に素晴らしいことですが、あなた自身の幸せや安心も、同じくらい大切にしてほしいのです。

 

もし今、「どうしても自分を許せない」「もう頑張れない」と思っているなら、誰かがかけてくれた「休んでいいんだよ」「無理しなくて大丈夫だよ」という言葉を、どうかそのまま受け取ってみてください。


自分のことを責め続ける必要はありません。


「立ち止まってもいい」「そのままでも大丈夫」と自分に語りかけてみてください。

 

あなたの人生は、あなた自身が主役です。


今は他人の期待や役割ばかりに目が向いてしまっているかもしれませんが、本当はあなた自身が、あなたの人生の中心にいていいのです。

 

誰かのためだけでなく、「自分のために生きること」も選んでいい。


つらい時には誰かに頼ってもいいし、少し休んでみることも大切な選択です。

 

どうか、自分の小さな願いや感情を少しずつでも大切にしてあげてください。


未来は、今から一歩ずつ変わっていくものです。


あなたがいてくれて、良かった…!

 

そう思ってくれる方も、きっとこの世界のどこかにいます。

 

どうか、今ここにいる自分を責めすぎず、まずは「生きていてもいい」「ここにいてもいい」と、自分自身にそっと許可を与えてあげてくださいね。

 

3.本当に大切なのは「自分を許すこと」

 

人生のなかで最も大切なのは、「他人の期待や役割」だけで自分を縛るのではなく、「自分自身を大切にしてもいい」と自分に許可を与えることです。


それは「わがまま」や「自分勝手」ではありません。

 

むしろ、自分の心や身体を思いやり、時には休むことを選んだり、「自分の本当の気持ちに寄り添う」ことは、心の健康にとってとても大切な一歩です。

 

例えば、仕事や家庭、周囲の人たちのために頑張りすぎて、自分の心の声を後回しにしていませんか?

 

もし「このままじゃ苦しい」と感じたときには、一度立ち止まってみましょう。

 

そして、「私は家族や仕事、そして他人のためだけでなく、自分のためにも生きていい」と、自分自身に優しく語りかけてみてください。

 

繰り返しになりますが、私たちが「優れている」「劣っている」と感じる出来事の多くは、実は自分の頭の中が作り出したものです。

 

とはいえ、他人と比べて自分を否定したり、過去の選択を悔やみ続けて苦しむこともあるかもしれません。

 

しかし、それらはあくまで「心のストーリー」であり、絶対的な真実ではありません。

 

私の専門であるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の考え方では、こうした「頭の中の評価や物語」に振り回されず、今この瞬間に自分がどうありたいか、どんな人生を選びたいかに意識を向けていくことを大切にします。

 

ACTでは、まず「今の自分の思い」や「つらさ」を否定せず、そのまま受け入れる(アクセプタンス)ことを重視します。

 

そして、他人と比較したり過去を責めるクセに気づいたときは、「それは自分の心が自動的に語っている物語」と距離を取ってみましょう。


そして「私は本当に何を大切にしたいのか?」「どんな自分でいたいのか?」という価値観に立ち返ることが、前に進む力になります。

 

例えば…

 

「私はもっと自分を大切にしたい」

「自分の気持ちを否定せず、労わる時間を持ちたい」

 

…と思ったなら、今日から小さな一歩を踏み出してみましょう。

 

誰かのために頑張ることも素晴らしいですが、「自分を大切にすること」も、同じくらい尊く価値のあることです。


自分を許し、自分らしく生きることを選ぶ勇気をもって、これからの人生をより豊かにしてくださいね。

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こころのケア心理カウンセリングRoom
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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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