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落ち込み方によって対処は違う:落ち込みの種類にに合う4つのセルフケア~神戸、芦屋、西宮のカウンセリングより~

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落ち込み方によって対処は違う:落ち込みの種類にに合う4つのセルフケア

落ち込み方によって対処は違う:落ち込みの種類にに合う4つのセルフケア

2026/07/21

みなさん、こんにちは。

神戸や芦屋、西宮などの近隣都市で活動しているこころのケア心理カウンセリングルームの心理カウンセラー(公認心理師) 駒居義基です。

 

心理カウンセリングにおいて「落ち込んでしまっている気分を何とかしたい」というのは永遠のテーマです。

 

落ち込んだとき、多くの方はすぐに気分を上げようとします。

 

しかし、落ち込み方や心の状態によって、必要な対処は異なります。

 

結論から言えば、気分が落ち込んだときに大切なのは、無理に元気になることではありません。

 

今の自分がどの段階にいるのかを確認し、その状態に合ったセルフケアを選ぶことです。

 

そこで、このブログでは落ち込んでいるときに、その種類とそれに合ったセルフケアをご紹介します。

 

 

1-1.気持ちが落ち込んだときの対処法:4つのタイプ別セルフケア

 

落ち込みは、次の4つのタイプに分けて考えると整理しやすくなります。

 

タイプ1.ショックが強く、何が起きたか整理できない

 

突然の別れ、仕事上の失敗、家族との衝突、予想外の知らせなどを受けた直後は、頭が真っ白になったり、現実感がなくなったりすることがあります。

 

この段階では、すぐに答えを出そうとしないことが大切です。

 

● 適したセルフケア


✔安全で落ち着ける場所に移動する


✔水分を取り、ゆっくり座る


✔「今は混乱して当然」と言葉にする


✔起きたことを事実だけで短く書く


✔信頼できる人に状況を話す


✔大きな決断を急がない

 

上記にあるように、「これからどうすればよいのか」と未来まで考えるより、まずは「今、何が起きているのか」を整理することが重要です。

 

そしてショックが強いときは、問題解決よりも心身の安定をまず最優先することが重要です。

 

そして、以下の3つの状態へ移行できるようにします。

 

タイプ2.悲しみや怒りが強く、まだ前向きになれない

 

これは強い悲しみ、不安、怒り、罪悪感、孤独感があり、「気持ちを切り替えよう」と言われても受け入れられない段階です。

 

このときに無理に前向きな考えを探すと、「こんなことで落ち込む自分に問題がある」と自己否定が加わるリスクを高めます。

 

● 適したセルフケア


✔「今は悲しい」「腹が立っている」と感情に名前をつける

 

✔泣きたいときは、安全な場所で感情を出す

 

✔自分を責める言葉に気づく

 

✔信頼できる人に、解決ではなく話を聞いてもらう

 

✔食事、睡眠、入浴など最低限の生活を守る

 

✔無理に意味や教訓を見つけようとしない

 

この段階では、気分を上げるよりも、「今の感情がここにあってもよい」と受け止めることが必要です。

 

感情を受け入れることは、ずっと落ち込み続けることではありません。

 

回復の準備を整える過程という意義を持ちます

 

タイプ3.まだつらいが、少し動けそうになっている

 

このタイプは、落ち込みは残っているものの、「何かしてみようかな」「少しなら話せそう」と感じ始める段階です。

 

ここでは、気分を完全に回復させようとせず、小さな行動を取り入れます。

 

● 適したセルフケア


✔5分だけ外に出る

 

✔温かい飲み物を飲む

 

✔好きな音楽や動画に触れる

 

✔部屋の一部分だけ片づける

 

✔安心できる人と短時間過ごす


✔「今できること」を一つだけ決める

 

このタイプにおいては、楽しいことをしても、すぐに気分が晴れるとは限りません。

 

それでも、生活の中に小さな刺激や行動を戻すことで、落ち込みの悪循環を弱められる可能性を高めてくれます。

 

タイプ4.気持ちが少し落ち着き、解決策を考えられる

 

このタイプは感情の強さが下がり、「次はどうすればよいか」を考えられるようになった段階です。

 

この段階では、具体的な問題解決が役立ちます。

 

● 適したセルフケア


✔問題を細かく分ける


✔自分で変えられることを整理する


✔選択肢を複数書き出す


✔必要な人や専門家に相談する


✔最初の行動を具体的に決める


✔同じことが起きた場合の備えを考える

 

悩みの具体的な解決において問題の細分化は非常に役立ちます。

 

例えば、人間関係の問題であれば、「相手との関係をどうするか」と一度に考えるのではなく、「何を伝えたいか」「いつ話すか」「どのような言い方をするか」に分けます。

 

1-2.今の自分に合わないセルフケアは逆効果になる

 

落ち込みが強い段階で、「考え方を変えよう」「成長の機会だ」と考えても、気持ちがついてこないことがあります。

 

反対に、解決策を考えられる段階に入っているのに、感情を振り返り続けることで、行動に移れなくなることもあります。

 

大切なのは、正しいセルフケアを一つ決めることではありません。

 

「今の自分には、受け止めることが必要なのか。それとも、小さく動くことが必要なのか」と確認しながら、方法を変えていくことです。

 

まとめ:今の落ち込みに合った対処を選ぶ

 

気持ちが落ち込んだとき、無理に前向きになろうとする必要はありません。

 

まずは、今の自分がどのような状態にあるのかを確かめ、その段階に合ったセルフケアを選ぶことが大切です。

 

まだ混乱が強いときは、問題を解決しようと急がず、心と身体を落ち着かせることを優先しましょう。

 

また悲しみや怒りなどの感情が強いときは、無理に切り替えようとせず、「今はつらいのだ」と自分の気持ちを否定せずに受け止めます。

 

もしも少し動けそうになってきたら、短い散歩や簡単な家事など、負担の少ない行動から始めてみてください。

 

そして、気持ちが落ち着き、考える余裕が戻ってきた段階で、これからできることや具体的な解決策を整理していきます。

 

落ち込みに対するセルフケアは、いつも同じ方法が適しているわけではありません。

 

そのときの自分の状態を見ながら、必要なケアを選び直していくことが大切です。

 

今の自分に必要なケアを選び直すことが、無理なく回復へ進むための第一歩です。

 

よくある質問


Q1.朝から気分が落ち込んで、何もする気になれません。まず何をすればよいですか?

 

A.まずは、無理に元気を出そうとせず、今の状態を確認してください。

 

頭がぼんやりして何も考えられない、強い疲労がある、現実感が薄いという場合は、問題解決よりも心身を落ち着けることが優先です。

 

カーテンを開ける、水分を取る、顔を洗う、椅子に座るなど、負担の少ない行動を一つ選んでみましょう。

 

「今日一日をどう過ごすか」まで考える必要はありません。

 

まずは、次の5分を過ごすための行動だけを決めてください。

 

Q2.家族やパートナーと喧嘩したあと、悲しみや怒りが消えません。すぐ話し合うべきですか?

 

A.感情が強い間は、すぐに結論を出さなくても構いませんし、早急な話し合いはお互いに感情的になっているので、避けた方が良い場面もあります。

 

怒りや悲しみが強い状態では、相手の言葉を悪く受け取りやすくなったり、本当に伝えたいこととは違う言葉をぶつけたりすることがあります。

 

まずは「悲しかった」「分かってもらえず腹が立った」など、今の感情をご自身なりに整理してみてください。

 

少し落ち着いたあとで、「何を責めたいか」ではなく、「何を分かってほしかったのか」を伝える方が、建設的な話し合いにつながりやすくなります。

 

Q3.落ち込んでいるときに、楽しいことをすれば気分は良くなりますか?

 

A.すぐに気分が良くなるとは限りませんが、少し動ける段階では役立つことがあります。

 

落ち込みが非常に強く、何も受け入れられないときに無理に楽しもうとすると、かえって疲れる場合があります。

 

一方で、「少し外に出てみようかな」「人と短時間なら話せそう」と感じられる段階なら、散歩、好きな音楽、温かい飲み物、簡単な家事などが回復のきっかけになることがあります。

 

そのため、楽しいと感じることを目標にするのではなく、生活に小さな動きを戻すことを目的にしてください。

 

Q4.何日も休んでいるのに、気分が回復しません。もっと休んだ方がよいのでしょうか?

 

A.休息が必要な場合もありますが、休み方や活動の少なさが落ち込みを長引かせていることもあります。

 

横になりながらスマートフォンを見続けたり、考え事を繰り返したりしていると、身体は休んでいても心が休めていないことがあります。

 

まずは、眠る、目を閉じる、食事を取るなどの「回復につながる休息」ができているかを確認してください。

 

そのうえで少し動けそうなら、着替える、外の空気を吸う、家事を一つ行うなど、小さな活動を加えてみましょう。

 

休息と活動のどちらか一方ではなく、今の状態に合わせて組み合わせることが大切です。

 

Q5.落ち込みがどの程度続いたら、専門家に相談した方がよいですか?

 

A.期間だけでなく、日常生活への影響を目安にしてください。

 

気分の落ち込みによって、仕事や家事、学業が難しい、眠れない、食事が取れない、以前楽しめていたことが楽しめない状態が続いている場合は、早めの相談を検討してください。

 

また、強い自己否定や罪悪感がある場合や、「消えてしまいたい」「生きているのがつらい」と感じる場合は、一人で抱え込まず、医療機関や心理カウンセラーなどへ相談することが最重要となります。

 

セルフケアで回復しないことは、努力不足ではありません。今の状態に専門的な支援が必要だというサインである可能性があるという位置づけをしましょう

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この記事の執筆者

駒居 義基(こころのケア心理カウンセリングルーム 代表)

心理カウンセラー(公認心理師)。20年以上の臨床経験と心理療法の専門性を活用して、神戸市や芦屋市、西宮市の近隣都の方々にお住いの心のお悩みを抱えている方に対して、芦屋市を拠点に最適なサポートを提供しています。

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